アソート日記(2023/4/3)
・色々と落ち着いてきました。生活も仕事も。仕事は落ち着いたように見えるだけで、数週間後にツケを払わないといけない感じになりそうです。その意味では落ち着いてるとは言えないのでしょう。
・本当にやることに追われているときはそれをやるしかないのですが、やることがたくさんある中でも緊急性のないものしかないときは、自分が試されているような感じがします。優先順位をどうつけてどうやっていくか。計画性が全然ないのでこうなったときはたいてい数週間後に〆切が同時に迫って喘ぐことになるのです。
・エイプリルフールにいいねの数だけ嘘をつくやつをやりました。以下のスレッドから読めるのでよければ読んでください。
・AIの時代になって、こういう列挙系のスキルはAIに取ってかわられちゃうな~と思っています。
たとえば、Bing AIになぞなぞを15個考えてくれ、というと一瞬で出てきます。
・わたしのやっていることは別にスキルって言うほどのものじゃないのですが、とにかく数をたくさん考える、というのは、上述のように人間よりもAIの方が上手いと思うので、この方向の能力を鍛えることにちょっとした萎え感があります。
・と思いきや、嘘をつくことにはガードがかかっていたりします。
・また、荒唐無稽な内容のことを聞いてもイマイチピントがずれています。「鯖のような形状のターゲットを撃つことができます」というのはちょっと面白すぎですが……。
・とはいえ、こういうのがポンポン出てくるようになるのもおそらくは時間の問題なのでしょう。今後は、AIに列挙させたうえでどうやって選んでいくかの能力の方が大事になってくるのでしょうね。
・人間に残された最後にできることが「意図して嘘をつくこと」だとしたら結構最悪の未来ですね……
・自分は選ぶのが結構下手です。複数人数でいるときの飲食店を決めるのも下手ですし、仕事で方向性を決めるのもあんまり上手くありません。自信がないというよりは意志がなかったり、あるいはあれこれ考えすぎてしまうから、だと思っています。
・この世界には発散させるのが上手い人と、収束させるのが上手い人の両方がいます。両輪が揃っているとかなりいい方向に行きます。わたしの今の上司は収束させるのが上手い人なので、この点ではうまく回っている印象があります。
・しかし、AIの出現によって、発散させるのが上手い人はとってかわられてしまうかもしれません。いくら発散させるのが得意だと言っても膨大なデータベースを持つ人工知能にはさすがに敵わなさそうだからです。そうすると、収束させるのが上手い人とAIのコンビが世の中で重宝されるようになり、発散させるのが上手い人は用済みになる可能性があります。
・発散させるのが上手い人が生き残るための現実的な方策は、「現実的なものをたくさん出す」という方向性なのかもしれません。AIは膨大なものを出してくれますが、欲張れば欲張るほど、ノイズのような微妙な案もたくさん出てきます。収束させる人も、割ける時間的資源は無限ではないので、それを全部見るのは現実的ではありません。AIはそのうちそういうノイズ的な案もカットできるようになるのかもしれませんが、「それっぽいことをするのが得意」であるAIにそれを任せるのはあまり得策ではないかもしれません。そうすると、気まぐれで理性的な人間が無数のノイズの中から選択する、というプロセスを実行する……というのが、発散させるのが得意な人に残された道なのかもしれません。
・実際のところ、発散させるのが得意な人も思考の過程で無数のノイズを消しているわけですから、やっていることはそんなに変わらないのかもしれません。
・そうは言っても、自分の仕事が本気で奪われる可能性があるということについては、今のうちから向き合っておいた方がいいのかもしれません……システムエンジニアなら作る側だし大丈夫やろと思ってましたが、甘い見積もりでしたね……