理想と今を生きることと
あんなに輝いてみえたものたちは
近づくと輝きを失って
通り過ぎた風を感じて空をみつめる
理想を熱烈に追うのなんてきらいだ、きらいだ
なのに辞められない
自分の外にあるものを
自分にはないものを目の隅で追い続けてきた
そんな自分を恥じて斬り殺そうとして
切り落としてはまた出てくる芽を放置して
手に入りそうになくて恥じてまた切り落として
と思ったら手に刃は持っていなくて
ただ手で捻り切ろうとしていただけで
まだまだ生きていて
ならいっそ真っ直ぐ伸ばせばいいなんて、もう言えない
でも切り落とそうとするのは諦めればいい
なにかあるはずだ、と思ってその存在を探すのは多分間違っていて
順番が前後してるんだ
今あるものを見て自分でなにかを見出していく、が正しいんじゃないか
きっとその不安にめげそうでまた戻ってしまうのね
これが思い描いてた、どこかで聞いてきたものの一つの具現であってほしいと願う
それは違うよねって実感するに至る経験があればなにか違う?
生憎そんな経験はない
いつでも想像と考えばかりで頭でっかち
これだから理詰めって言われるのか
だってなかったよ
自分の問題が大きいだろうけど、なかったよ
そうすると理想ばかり膨らんで
今更どう扱ったらいいかわからないんだ
叶わなかった沢山の理想や夢が破裂しそうで
でもこんなの言い訳
誰も良いも悪いも言わないし
降りかかってくるのは自分
こんな周辺を描くことばかりしてわたしはなにを
幼稚だなんてそんなのね