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不器用なふたりの恋
久しぶりに好きな映画の話など。
2013年、「箱入り息子の恋」。
封切り当時、テアトル新宿で見たんですが、
まあ、場内、号泣の嵐でした。
となりが中年男性のお一人様だったんだけど、
この人がまたずっと号泣しっぱなしで。
そして自分も不覚にも、つられてしまい…二人で号泣…。
でも これだけ泣ける映画は久しぶりでした。
必見ですよ。ホントです。
不器用な二人、星野源と夏帆。いろんな理由があって、せっかくめぐりあえたのに、なかなかうまくいかない。でも、大切な人のためなら、どんなにみっともなくたっていい。どんなに傷ついたって、失くしてしまうよりはまし。ボロボロになっても、絶対あきらめない。
星野源、頑張ります。走ります。大怪我しても、諦めません。大熱演です。夏帆の、はかなくて透明な美しさも、ホントに奇跡のようだったですよ。
「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」って言ったのは早川義夫だけれど、この映画は「かっこ悪いってことはなんてかっこいいんだろう」って感じです。
しかし、吉牛で涙するとは思わなかったなあ。。。
吉野家のシーンは2回あるんですが、どちらもほんとによかった。
ささやかだけどやっと手に入れた、二人だけの大切な一瞬。
そしてそれを失くしてしまったときの、とりかえしのつかない悲しみ。
この2つのシーンをつなぐのが、つゆだくの牛丼なんです…。
こう書くとギャグみたいだけど、
本当につらいことって、こういう、ふとした日常にいきなり襲いかかってきて、心をずたずたにしてしまう。
そういうものなんじゃないでしょうか。。。
この二人が、街のどこかでひっそりと
幸せに生きていてくれたらいいなあ。
思い出すたびにしみじみと考えてしまう。
折に触れて観なおしたい、そんな映画です。
いま、アマプラで見れるみたいですよー。ぜひ!
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/amzn1.dv.gti.8cb4e00b-4201-2439-460b-c95e27c4247d
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