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衣服の哲学:トーマス・カーライルをめぐる出来事

序章


親愛なる皆様。

いつもお世話になっている皆様へ!

もしくは、
たまに暇つぶしに、読んでくださっている皆様!!

もしくは、
今、偶然に、初めてこのページを間違って開けてしまった皆様!!!

今回は、そのすべての皆々様への質問からはじまります!!!!

トーマス・カーライルという人を、ご存じだったでしょうか?

私は全く知りませんでした、、、、。汗


このお話(実話)はここからはじまります。


第1章


私は美術の歴史が自然に学べるという理由で、アーティストが主人公のドキュメンタリーやドラマを、ストリーミングでよく見ます。

そこで、一番の人気はなんといっても、ゴッホであります。
私は特に、ゴッホのファンではないのですが、
自分でも恐ろしいくらいに推しているクールべと、時代的にダブっているので、

その時代の雰囲気を感じたり、その頃の価値観への理解度も上がるだろうと予測して「まあ、見てみようかな〜」ゴッホに関するものも、たまに見ていました。


ゴッホといえば、たいていセットで出てくるのはゴーギャンで、これまた私は、さほど彼に興味はなかったのですが、ついでに見てると、この人のキャラ、かなり面白いんですよねー。
クールベもそうなんですが、私にはアーティストのキャラを追う指向性があり、このゴーギャンの「なんでも一途に思い込み、やたら突っ走る性質」に興味を覚え、さっそく「好きキャラ・アーティスト」のリストに加えました。笑

そして、ネットで山田五郎さんのゴーギャンのシリーズを見ていましたら、この作品が出てきて。


タイトルが『我々はどこから来たのか  我々は何者か 我々はどこへ行くのか』 という長い言葉なのですが、これがトーマス・カーライルという人が書いた衣服の哲学という本から、抜粋されている。と。
そして、「当時ファッション関係の人がこの本を読みあさったのだが、まったくファッションとは関係のない本だった」と、語っておられて、

何ぃ???と

「衣服」そして「哲学」ですと????


もう絶対に読まねば!!


と、私は啓示を受けたかのように、びびびーーーと、身体が震え、
いてもたってもいられなくなって、日本のアマゾンで探したらブック・オン・デマンドでありました!!
日本のアマゾンからだと、送料はかなりかかる。
もちろんこちらで出ている英語の本の方がかなり安いが、この手の本を英語で読む自信もないし、まず、日本語でも理解できるのか???? 
不安はあったが、本能が勝った!

もう、いてもたってもいられなくなって、、、、。
早速オーダーしてしまいました!

第1章終わり

第2章


アメリカの大統領選のキャンペーンが本格的に始まり、周りが何かと騒々しくなってきてた頃であった。
いろいろとアメリカという国について考えさせられる時期でもあり、アメリカの建国の歴史みたいなものを、改めてちょこちょこではありますが、あさって見たり読んだりしていた。

もちろん先住民はいましたが、アメリカという国の概念はなんだかんだで、イギリスから渡ってきたキリスト教徒が作った?
だったらキリスト教は、どんなふうにアメリカに伝わったのか?
どんな宗派があったのか?
先住民との接触はその宗派によって違ったのか?というような事を、知っていくうちにクエーカー教徒というの人たちの名前が出てきた。

これは、日本だとあの有名な青年よ!大志をいだけ!!クラーク博士もクエーカー教徒だったとあり、「へえ〜、いろいろとつながってるんだなあ」と、漠然と思っておりました。

第2章おわり


第3章

日本で新しいお札が出ましたというニュースがあり、今までお札になった人の話題が溢れる中で、昔の5000円札のこの人。
新渡戸稲造という人物。

ひえ〜〜!!読めない!! 

にとべ いなぞうじゃ!!

周りの日本人は皆知っているのに、私は全く知らなくて、、、、焦った。
一体何をやった人?と思ってウィキったら、この方は、

国際的な政治家、農学者、教育者。
あのクラーク博士の弟子で、一時はクェーカー教徒!!とあったので、
ああ、彼もそうだったんだ。日本人でクェーカー教徒というのも珍しいなあと思った。
しかも、それだけでなく、、、、

彼の解読書が、なんと!!

トーマス・カーライルの『衣服哲学』


(『サーター・リサータス』、Sartor Resartus)とあったのだった。

え〜〜??!!



第3章おわり


第4章


去年、私がニューヨークで展覧会をやった時の事です。
東京から妹夫婦もきてくれたので、一緒にマンハッタンを探索しよう!となり、壁に50年代のイラストが描いてあるホテルのバーがあって、かわいいからそこに行ってみよう!という流れなった。
しかし、実際に行くと、そこは観光名所にもなっているくらい有名で、長い行列ができており、しかもミッドタウンのドレスコードなんかもあるような場所。スラックスではなくパーカにスニーカーだった我々は、結局諦めて、別のところに行きました。

Bemelmans Barというバーです。

そういう経緯があった後。たまたま、つい先日このホテルのドキュメンタリーをやっていたので見ていたら、
ここのホテルが名前が「カーライル・ホテル」という名前だったと気がついた。


あれ〜〜???もしかして????

とググってみたら、

そしたら、やはり!

創業者がトーマス・カーライルのファンで、そこからつけたらしい。


この短期間の偶然!!

すごくないですか??


第4章おわり


そうこうしている間に、肝心の本が日本から届きました、、、、。

長くなるので、次回に続きます。
ここまでお読みくださり有難うございます。

L*


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