完全オレ流仕事観7「口答えと言い訳」
ちょっと厳しい内容になる。
前提として、上司も人間なので、上司が間違っていることも勿論あるかもしれない。
しかし基本的には仕事というのは、上司の指示に従うことから始まる。
指示に従わないと「コイツは従ってくれないから安心して仕事を任せられない」と思われて仕事をもらえなくなってしまうこともあるし、それを通じて人間関係がぎくしゃくすると自分が職場にいづらくなる。
間違っていても、信頼関係が出来ていれば伝え方で仕事が良くなることもある。
基本的に指示を出した方が責任を伴ってしまうので、指示や采配をする人も慎重にならなければならないのは確かだ。
ただ、逆に従わなかったがゆえに自分が失敗したら、自分が悪者扱いされてしまうから難しい。
指示には理由や意図があると思っていた方が良い。
さてタイトルに関してだが、指示以外にも上司は必要に応じて注意、叱責をしなければならないこともある。
それに対して口答えや言い訳をされたら、どういう気持ちになるのか、オレの考えを綴っておく。
こんなやりとりがあった。
オレ「Aさん、さっきのああいう業務のやり方だけど、あのやり方はしないでもらいたい」
部下Aさん「いえ、これこれこういう理由でこうしただけですが」
オレ「しかしその理由だったとしても、そのやり方だとこれこれがこうなってしまうから」
と言い終わる前に、次の瞬間Aさんはオレに向かって、
「わかりました!もういいです!」
と激昂した。
で、オレ個人的な意見になるが、
口答えや言い訳をされたら、ソイツに二度と仕事を教えたくないという気持ちになる。
というのがまず結論かな。
別にこちらとしても指導だとか、折角教えてやってんのにとか、そういうつもりは特に無い。
オレは情報共有のつもりで伝えたのだが、受け手がどう捉えるかは、はっきり言ってわからない。
なぜなら思考回路は人それぞれだからだ。
だから注意、叱責するのもかなりエネルギーがいるし、勇気がいるし、気を遣う。
あとは相手から嫌われるのを恐れていたり、自分に自信が無いがゆえに、言いたいことが上手に伝えられない上司もいたりする。
ただ、だからといって、自分が絶対に正しいと思って口答えしてしまうのは頂けない。
口答えは人間関係を悪くする。
アサーティブな言い方で、つまり、
「申し訳ありません。この件については、Bさんからこれこれこう指導を受けまして、このようにいたしました。この場合においては間違っているということでしたでしょうか?ご確認お願いします」
とまず、B上司からはこう教わったのだという事実を伝えてほしい。
その上で、今の状況だと自分の対応がどう違っているのかを確認してほしい。
そうすれば上司としても、
「なるほど、Bさんからはそう教わったんだね。逆のことを言って混乱させてしまって悪かったね」
もしくは、
「Bさんはその状況ではそうしてと言ったかもしれないけど、今は逆の状況だから逆にしないといけないんだよ」
と教えることができる。
上述したように上司が謝ってきたり教えてもらったりしたら、
「いえいえ、大丈夫です。こちらこそすみませんでした」
「承知致しました。次から気をつけます。ご指導ありがとうございます」
と返した方が良い。
教えてもらったら、上司は教えることに時間を割いてくれたのだからまず、感謝を述べる。
逆に上司が謝ってきたとしても、自分が絶対に正しかったとしても、謝罪をしておくこと。
世の中どんなに自分が正しくても、自分が間違えたワケではない事柄であっても、頭を下げなければならない場面はごまんとある。
そういう場面で口答えや言い訳が先に来てはならないのだ。
理不尽かもしれないが、理不尽を経験して人は強くなる。
以上。