お笑いの賞レースへの出場資格があるのなら出た方が良いかどうかについて
これはクソ主観お笑い論というよりは、精神論的な話になるので番号はつけずにこういうタイトルにします。
芸人はお笑いの大会があれば、お笑いをやっている以上は出ておいた方が良いというのはよく聞く話。
その芸人その芸人で価値観や方向性は異なるが、漫才の大会、コントの大会、ピン芸の大会など色々ある。
有名なのがやはりM-1グランプリ、R-1グランプリ、キングオブコント、THE Wだろう。
その他にもあるが。
各大会毎に出場資格は違う。
1人でなければならないこと、2人以上でなければならないこと、ジャンルは漫才でなければならない、コントでなければならない、芸歴は何年以内でなければならない、コンビ歴は何年以内でなければならない、男性芸人は出場できないなど色々制限がある。
出場についてこのような制限があるということは、その条件に満たしてなければその大会には出られないということだ。
特に着目すべきは、コンビ歴や芸歴。
この条件は、いつかは当てはまらなくなるときが必ず来る。
例えばM-1グランプリならコンビ歴15年以内だから、16年を超えてしまうともう出られない。
そしてユニットとかでもない限り、簡単に相方は変えられない。
コンビであればその相方と何年も切磋琢磨してきた「絆」というものがある。
その相方とだからお笑い頑張ってこれた、というのがある。
ましてや売れてしまえば、M-1を獲ることよりも大事なことが必ずある。
それは目の前の仕事を相方とともに一生懸命やること、人前やテレビではアホになること色々だろう。
ピン芸人も同じ。
R-1グランプリなら芸歴10年以内。
ゆりやんレトリィバァは言った。
「モタモタしてたら出られなくなってしまう」
つまりはそういうこと。
コンビ芸人は無理に1人になってまで出場しないという芸人もいるが、それはそれでその芸人の価値観。
ただピンの人で芸歴が10年いってなくて売れてないなら、出ない理由が逆にあるかという話になる。
恐らくそういう世界なんだろう。
THE Wも然りで、男芸人が世の中割合は圧倒的に多い中、女芸人が売れる確率は更に低くなる。
割合が少なければその分売れる確率も下がるのは必然。
だからこそ女芸人である以上、女芸人だけで戦うお笑いの大会、割合の多い男芸人が不在の大会。
せっかく今のところ芸歴制限等が無いのだから、売れてないなら出ない理由は無いだろう。
キングオブコントは最後の砦的な感じかもしれない。
コンビ歴16年以上、芸歴11年以上、男性芸人となると、大きな賞レースはキングオブコントしか基本的に出れない。
そこまで続けてでも売れたい気持ちがあるのなら、これに出てコントを頑張るベテラン芸人もいる。
もしくは既に売れていても賞レースの王者の称号が欲しい芸人は、これに出る場合がある。
おいでやす小田は言う。
「出場する権利があるのなら、何故出ないのか」
アルコ&ピース平子は言う。
「もっとM-1に毎年出ておけば良かった、こんな空気を味わえる大会は他に無いから、これからの若手芸人は出ておいた方が良い」
ユウキロックは言う。
「漫才に力を入れるからコントはやらない、コントに力を入れるから漫才はやらない、それでいいのか」
「漫才ができるならコントもできるはずだし、コントができるなら漫才もできるはず、自分たちの無限の可能性を潰してしまって本当にいいのか」
(※だいたいこのようなことを仰ってました)
銀シャリ、ジャルジャル、マヂカルラブリー、霜降り明星、おいでやすこが、ロングコートダディ、ニッポンの社長、男性ブランコ、滝音、かまいたち、サンドウィッチマン、ヨネダ2000、ニューヨークなど、
複数の賞レースで準決勝以上に進出したり、1つの賞レースで優勝しても別の賞レースも王者を狙う芸人、漫才とコントを両立している芸人が実際このぐらいいる、いやこの他にもいる。
素人のオレ個人的な意見としては、
せっかく出場資格や実力があるのだから、色々賞レースに出て頂いてテレビを、お笑い界を盛り上げて頂きたい、お笑いファンを喜ばせてほしい。
と思っている。
空気階段、ハナコはM-1にも挑んでほしい、ミルクボーイ、錦鯉はキングオブコントにも挑んでほしい。
オレ個人的にはそう思っている。
勿論、売れたから賞レースから身を引いて今与えられた仕事を頑張るという考えの芸人もいるから、無理にとは言わないが。
てとこかな。
今回はあんまりお笑い論にはなってない気がしたからタイトルをいつもとスタイルを変えて綴ってみた。
以上です。