貧乏人を寄せつけない場所
先日、カンクン(Cancun)という長期滞在型リゾートを訪れた。メキシコ南東部・カリブ海に面したこのエリアは、さながらハワイ・ワイキキなどと同列に評され世界の富裕層が集まる場所とされている。
ここのホテルは、ほとんどがオールインクルーシブを採用しており、テキーラ・カクテル・ワインやビール、食事、アクティビティなど施設内はすべて無料。プライベートビーチを備え優越感と非日常を演出。世界各国にあるこのようなコンセプトのリゾートは、富裕層の心理をうまくとらえ、それなりに満足度も与えて強気の価格設定をする。くだらない忖度などは一切なく、とても合理的なビジネスモデルだと思う。
一方で、昨今の円安で粗利が逼迫しているにも関わらず、価格に反映できないなどとあえぐ日本の事業者。最後は政府を批判し、そして血税がばら撒かれる…
カリブ海リゾートは、工夫と想像力のない貧乏人には一生縁のない世界ではあるが、いつかはここに辿り着けるように努力し前進しようではないか! 負け組のままでは人生終われないよ。