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定年後フリーランス☆フリーランスはふつう営業などしませんよ。
まったくのひとり商売、あるいはひとり社長の法人を前提としての話ですが、本業、副業問わずふつう(まっとうな)フリーランスは、自分から営業をかけて仕事など取りませんよ。
向う(お客さん)から具体的な仕事の話があって、それを踏まえてのこちらからの+αの肉付けの提案や派生する仕事の提案はあります。それを〈営業〉と呼ぶならば呼べなくもありませんが、まず向うからの引合いが契機になるのがふつうです。
仕事はまず向うから先にやってきます。
そもそもそういう状況になってもいないのに、フリーランスを始めて、さらに継続してゆくのは現実的にはなかなか困難です。
もちろん例外はあります。仕事の具体的な引合いまったくなしからの状況で手当たり次第に営業かけて仕事引っ張ってこれるひともなかにはいるでしょうが、それは例外の範疇です。
つまり放っておいても向うから具体的な固有名詞と数字の入った引合いのないひとが、まっとうなフリーランスをやるのは難しい。〈なんちゃってフリーランス〉ならばいつでも始められると思いますが。それでも続くかどうか。
宋世羅さんのyoutube見ていたら、宋さんはフリーランス(個人事業主)を〈野良〉と言っていました。
〈野良〉は厳しいですよ。どの世界でも。
野良猫は家猫よりずっと寿命が短いでしょう。
とくに真夏と真冬、家の近隣の公園まわりで干乾びた野良猫をよく目にします。
それでも猶、しぶとく生き永らえているものもいる。
しぶとく生き永らえている野良は、その日その日、場当たり的に出たとこ勝負で餌など探していません。誰か特定のひとが餌を持ってきてくれます。あるいは飯の時間になって、特定の誰かのところに行くとすでに用意されています。ほぼ自動的に食い扶持を確保できる仕掛けをつくっています。(もともと、半家半野良のようなところからの全野良への移行なのかもしれませんが。)
フリーランスになろうという意識を持つまえに、気がついたらフリーランスのようなことをしてお金を貰っていた。というのがフリーランス(まっとうな)の端緒です。そこから更に、まっとうな〈全身フリーランス〉になるのは至難ですが。