季語「嵯峨大念仏」のメモを置いておこう。
嵯峨大念仏 さがのだいねんぶつ(9音)
傍題 嵯峨念仏 さがねんぶつ(6音)
嵯峨大念仏狂言 さがだいねんぶつきょうげん(12音)
解説
嵯峨大念仏狂言のサイト
嵯峨大念佛狂言Webサイト (sagakyogen.info) より抜粋
ふむふむ…。
では、なぜ春の行事の季語なのだろう…。
ま、措いておこう。
うむ…。
最初は少人数だったものが、だんだん人が集まるようになった念仏を唱える祈りの場だったのだな。
人が多くなるとどんな場も変容するものだ。
先鋭化してトランス状態になった人もいて、それが鳴り物を伴う舞踊になったというわけだ。
単調な鉦の音と繰り返される弥陀称名と煽る舞踏。
現代でもこういう場面はある。
猿楽かぁ…。
ここが狂言と結びつく接点なのだな。
演じられる風景は、おなじ「仮面劇」「無言劇」の壬生狂言のほうがわかりやすいので、こちらを参考とする。
日本でも珍しいセリフを用いない宗教劇「壬生狂言」【HD】
アプローチの手掛かりになりそうなもの
・安寧への祈りがもとになっていること。
・大衆の芸能でありつつ、宗教的要素が大きいこと。
・仮面劇であること > 表情を伴わない舞踏による物語
・無言劇であること > 非言語コミュニケーション > ハイコンテクスト文化のひそみ。
例句
季語/嵯峨大念仏(さがのだいねんぶつ)を使った俳句 | 俳句季語一覧ナビ (haiku-kigo-ichiran.net)