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No.3 【最重要】行動できる本の読み方


読書を廃す、これ自殺なり。                          ~国木田独歩~

日本の小説家でありジャーナリストであった人の名言です。歴史の偉人と称される人のその多くは皆、読書家あったといわれています。

現代では多くの情報・知識が意識せずとも流れています。気になることは調べれば最小限の労力で手に入る現代で、なぜ労力・気力を伴う読書を勧めるか、を話していきます。あなたの人生のサポートになれるように努めます。


本の何がいいの?

読書を人生でしたことのない人はほとんどいないと思います。ですが、読書をする理由を聞かれたときに相手を納得させるだけのエネルギーのある返事をできる人は少ないと思います。

日本の小学校では読書の必要性を教えられることなく、読書を習慣とするように強いられてきました。そのせいで苦手意識を持たれた方も多いと思います。

読書ってなぜ必要なのでしょう?

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それは知識の根源がすべて本だからなんです。政治家が話す難しそうな言葉も、webで見つかる記事も、あなたを構成する知識も全てです。

本とはいわば過去の人から受け継がれてきた聖火やバトンのようなものなのです。one for allみたいですね。

webで調べればいいと思う人もいるでしょう。ですがwebでは知らないことを検索することはできません、知っていることが前提に知らないことは知る機会すらもないのです。知るべき時に知りたいものだけしれれば満足と思っているのならそれで事足りると思います。ですが、あなたがもししるべきクリエイティブに自分にしかできないことを何か成し遂げたいとおもっているなら読書をする必要があります。

webとは、いわば細い木々の枝です。本は太い木々の幹や種にあたります。例えば新しい言語を学びたいと思った時webでは「単語」や「文法」といった細いところからしか学べませんので木々の全体像がつかむのに時間がかかります。

本は、幹であるとしたので、最初に全体像をつかめます、どれくらいの文法を学ぶ必要があるのか、枝葉の部分つまり単語等は大体これくらいかなというのが大体つかめるんですね。

図形でいうと本は多角形であるのに対して、web等は円形なのです。

その学問を完璧に知る場合、当然一冊だけで会得するのは難しいでしょう、良き書物とはそれ自体がバトンの役割を占めています。つまりこの学問についてもっと知りたいと思わせてくれるんですね。そして、一冊で完結しない、自分が知りたいと思った世界を説明してくれ、知らない世界の入り口まで案内してくれる、知らなかったことを教えてくれるんです。ソクラテスが唱えたとされる「無知の知」の片鱗のような領域です。

自分の本の見つけ方


多くの人が一番最初にぶつかる壁がここにあると思います。一言で本といっても今や莫大な書物がありどれを選ぶべきかわからなく結局萎えるといったことになりやすいんですね。

口こみを参考にするのも効果は期待できますが、私のおすすめは、その分野得意とし本人なりの考えがありそうな人(大体で構いません)を見つけたら積極的におすすめの本を聞き読んでいます、おかげで大学の教授の顔がその本に見えることもあります。おすすめの本とはその人の思考を構成する体の一部と思っていますので、相手のこともよく知れる、共通の話題ができるので関係性を築くきっかけになったりとまさに一石二鳥状態です。

世界中の本を読みつくしたわけではないので説得力に欠けるかと思いますが、カテゴリーが同じであれば多くの本の内容は似たようになるといいますか本質の部分は同じことを書いているので実は実用的に知識を生かしたい場合であれば一冊の自分の本を見つければ充分なんです。その一冊を自分が書き上げることのできるほどの状態に仕上げることが最短の近道なんですね。道を究めたものがたどり着く先は同じということです。

では、何が大きく違うかというと語彙の問題が大半なんです。偏差値が20違うと会話がかみ合わないと聞いたことがあるかと思います。万人に分かりやすい本はないのです。言い回しやたとえに使われる文なんかでも判断できます。何かに例えるときに自分の好きな音楽やアニメスポーツだったらわかりやすいですよね。

古い本、例えば聖書なんかの原典は今見てもわかりづらいですよね、けどマンガ版に改訂されたものだとすんなりと理解できますよね、同じ日本語で同じ内容でも自分に合った語彙でないと全然理解度が違うのが分かると思います。

想像力が弱いと思う人は挿絵や図の多いものを選ぶ。語彙が少ないと思う人は、最初の数ページを読んで読み返すことなくスラスラ読める本をお勧めします。

真実性に欠けるかどうかは出版社を見て判断します。

七色の本って見たことありますか?


自分に合った本を見つけたら後は今度は自分が創造する側に、本を書く人になってほしいです、悩むことがあればその都度その一冊を読み返してください、そのたびに本は色を変えて導いてくれるはずです。

人間は「今」必要としているものを無意識のうちに取捨選択しています。水が欲しいと思えば水に関する情報を、おなかがすいたら食べ物の情報を、赤色を探せば視界の中から赤を、次に家を出るとき視界のすべてを意識してみてくださいより実感がわくと思います。

自分が何を必要としているか、潜在的なものってわからないこともあるんですね、一か月前に読んだ時と一か月後に読んだ時と書いてる内容は変わらないのに読み取る内容が全く異なるんですね。何かに悩むときって何かを探しているときなんですね、答えは自分の中に潜在的にあるんです。そんな時本を読むとその中からヒントを自然と探しているんですね、そして必ずヒントになります。着眼点が変わるので全く違うような本に見えるんです。

自分の本を見つけると本当に世界が変わります。まさに七色なんです。

おわりに

昔は知識こそが最高の価値であり知識が身分を表す時代もありました。印刷機がなかったので、書物の価値というのは何より重宝されたのです。何かを知ることがいかに有用か、差を生み出すかということをよくあらわされています。そこで文字を読むことを特権とし知識の差を保持していたんですね。

現代でも似たようなことが実は身近に起きています。選挙なんかが分かりやすいとおもいます。選挙って理解すれば簡単なこともわざと難しい言葉で説明されていたりするんですね、直接知るすべを禁止するのは今では人権侵害たりますが複雑に説明することで見えない壁をたてられているんですよね。

そうなれば一部の賢い人しか選挙に興味を持たない状況にっもっていかれるんですね。

いかに知るということが大切か、なぜ本を読むのかについてうまく伝わっていれば私としてもぅれしいです。

長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます。

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