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チーティングが腸に与える影響
食事におけるチーティング、いわゆる糖質、脂質の摂取制限を緩めて摂取エネルギーを増やす栄養摂取方法を定期的に行うことは、健康に役立つ腸内細菌の働きを損なうおそれがあるという報告があります(『Molecular NutritioandFood Research』誌より)。
人間の腸内には大量の微生物群が生息しており、この腸内微生物群を健康的に保つことが、健康を維持し高めるためには欠かせません。しかし、平日は食事制限を行い、週末になると大量に食べまくるといった食事を続けていると、腸内の健康的な細菌の減少を招いてしまうおそれがあるとのことです。
ラットを用いた実験では、ラットに健康的な食事と大量のジャンクフードを16 週間にわたって繰り返し摂取させたところ、実験前に比べて18%も体重が増えてしまったそうです(バルクアップしたい人には良いかも、、、)。
常に変化をつけず、同じ内容の食事を続けていると、脳が慣れてしまいエネルギーの消費効率は下がってしまいます。チーティングは脳に慣れさせないようにするための手段なのです。しかし、これは健康面からすると、あまりお薦めできる方法ではないようです。
食事に関しては、チーティングは多くても3か月に1度位(1日ではなく1食)に留めておいた方が良さそうです。特に中高年の人は要注意です。