見出し画像

聖書は終末について何と述べているのか

 混沌としている現代ですが、聖書ではこの世の終末(人類の終わり、という意味ではない)」について、どのように述べているのでしょうか?
 聖書は、キリストの再臨の前に人間社会が良くなるとは述べていません。大リバイバルが起こるとも書かれていません。むしろ、人々がますます堕落の一途をたどると預言しています。
 
テモテへの手紙第一4:1
1 しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊との教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。
 
テモテへの手紙第二 3:1~5
1 終わりの日には困難な時代が来ることを、承知していなさい。
2 そのときに人々は、自分だけを愛し、金銭を愛し、大言壮語し、高ぶり、神を冒涜し、両親に従わず、恩を知らずで、汚れた者になります。
3 また、情け知らずで、人と和解せず、中傷し、自制できず、粗野で、善を好まない者になり、
4 人を裏切り、向こう見ずで、思い上がり、神よりも快楽を愛する者になり、
5 見かけは敬虔であっても、敬虔の力を否定する者になります。こういう人たちを避けなさい。
 
マタイの福音書24:3~14
3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
4 そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
5 わたしの名を名のる者が大ぜい現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
6 また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
7 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
8 しかし、そのようなことはみな、生みの苦しみの始めなのです。
9 そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
10 また、そのときは、人々が大ぜいつまづき、互いに裏切り、憎み合います。
11 また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。
12 不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
13 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
14 この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。

 このように、人々は創造主である神に対する反逆を続けて、その罪を悔い改めないから、キリストの再臨の前に裁かれることになります。キリストはその日のことを、ノアの時代、またロトの時代に例えています。
 
ルカの福音書17:26~30
26 人の子の日に起こることとは、ちょうど、ノアの日に起こったことと同様です。
27 ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。
28 また、ロトの時代にあったことと同様です。人々は食べたり、飲んだり、売ったり、買ったり、植えたり、建てたりしていたが、
29 ロトがソドムから出て行くと、その日に、火と硫黄が天から降って、すべての人を滅ぼしてしまいました。
30 人の子の現れる日にも、全くそのとおりです。
 
 ヨハネの黙示録にも、終わりの時代における神の裁きのことが書かれています。
 
ヨハネの黙示録6:14~17
14 天は、巻き物が巻かれるように消えてなくなり、すべての山や島がその場所から移された。
15 地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と山の岩間に隠れ、
16 山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。
17 御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?