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善悪の基準
聖書は、「御言葉の全ては真実です。あなたの義のさばきはことごとく、とこしえに至ります」(詩篇119:160)と教えていますが、人間はこれを認めようとはしません。真理の源である神を認めないなら、全ての価値基準は人間によって行われることになります。つまり、善悪の基準は、主観的で相対的なものとなってしまいます。
客観的な善悪の基準の否定
善悪の基準に客観性がなく、すべては主観的な判断であるとすれば、他者に対して助言することはできなくなります。例えば、友人が麻薬による健康上の危機に直面していても、それは良くないから止めよ、とは言えません。なぜなら、それは彼(彼女)にとっては善だからです。あるいは、未婚の青年たちに、聖書は婚前交渉を禁じていると助言することもできません(同性愛も同じ)。なぜなら、その助言は「主観的判断」に基づくものだからです。
今、アメリカは同性愛、トランスジェンダーの問題で荒れていますが、これはハッキリ言って罪です。ダメです。これは差別でも偏見でもありません。「自由」とは「何でもアリ」ということではありません。人工中絶も殺人罪になります。人間は、勝手な理屈で強引に正当化しますが、神様には通用しません。良く考えることです。死後、神様の御前に出た時に、人間流の解釈が通用するかどうか、、、
悪魔は巧妙です。そして嘘つきの金メダリストです。悪魔は、様々な手法で「客観的は善悪の基準は存在しない」というフェイクニュースを流しています。アメリカでは、「values clarification course」(道徳教育の一種)と呼ばれる授業が、カリキュラムの中に組み込まれています。小学校から大学に至るまで、若者たちは客観的な善悪の基準を否定するような教育を受けています。マスメディア、インターネット、出版物などを経由して流れてくる情報も、客観的な善悪の基準を否定するような内容のものが主流です。音楽業界、映画業界といったエンターテイメント業界も例外ではないので、注意が必要です。過激な考え方をすれば、全ての業界が悪魔の影響を受けていると言えます。医療業界も、勿論例外ではありません。 そして教会にも、、、
マタイの福音書 7:21-23
7:21わたしに向かって、『主よ、主よ。』と言う者がみな天の御国にはいるのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行なう者がはいるのです。
7:22 その日には多くの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなたの名によって預言し、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの奇跡を行ったではありませんか。』
7:23 しかし、わたしはそのとき、彼らにはっきりと言います。『わたしはおまえたちを全く知らない。不法を行う者たち、わたしから離れて行け。』