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【コラム】おばあちゃん、おじいちゃんへ贈るご縁はがき

先日、鹿児島にいる祖父母へご縁はがきを送りました。
お正月に母が会いに行ったところ、孫の私とひ孫にあたる長男と妹にお年玉を渡してくれたそうで、そのお礼として書いた一枚。


筆文字とイラストは見やすさを考慮して、シンプルに、やや大きめに。
笑顔になってくれたらいいなと思うときには、たとえば植物だけではなく、お顔がある絵と明るい色みを心がけています。
お礼をちゃんと伝えかったので、もし読めなくても側にいる人が読んでくれたらいいなとボールペンでメッセージを書き添えました。

祖母とは母の携帯と繋ぎテレビ電話で少し話しましたが、私のこともばっちり覚えていてまだまだ元気な様子でした。
ちなみに母が渡してくれたご縁はがきカレンダー、祖父母宅にて使ってくれています(そんな祖母には書き込みができて見やすい大きめサイズがよいとのご要望いただき、来年度は大きめサイズを制作検討中です^^;)

祖母に最後に会ったのは私の結婚式、鹿児島から慣れない東京へ来てくれました。
中座のエスコートをお願いして一緒に歩いたのが懐かしい思い出です。
司会のマイクが向けられて恥ずかしそうにしながら、こてこての鹿児島弁で愛嬌たっぷりにおめでとうと言ってくれた様子が可愛らしく、ああこんなおばあちゃんになりたいなと思ったものです。

祖父に会ったのは…いつぶりになるんだろう。

結婚し、長男が生まれて間もない頃、東京から鹿児島へ行く機会を見計らっていたらコロナ禍に突入し、会えずじまい。
今はちょっと体調を崩し気味と聞いて、心の奥底でソワソワしている私です。

だから、今年はやりたいことの最優先事項にひとつ決めています。
今年こそは、娘と息子を連れて家族4人で会いに行くことが大きな目標です。

祖父母の手を、顔が分かるうちに、話せるうちに、温かいうちにぎゅっと握ってあげたい。
子どもの頃大好きで、今は思い出になりつつある古びた家や田園風景を、もう一度自分の目でみたい。
東京暮らしの我が子たちに、トトロの世界そのまんまの鹿児島の田舎の景色をみせてあげたい。

それまでどうか、元気でいてね!
届けた一枚は、母によるとしっかり読んでくれたそうです。
よかった。手書きの力が、元気に生きる力になりますように。

【玉城麻衣 たましろまい】
1993年生まれ、熊本県出身。
2015年、自分の人生で出逢う1000人の 縁ある方へ筆文字で「ご縁はがき」を届けるチャレジに挑戦、2年間を経て1000枚を書き上げる。
その翌年から「ご縁はがき講師」として 活動を全国で展開。 講演、セミナーは累計100回以上。 出会ったお客様の数は1100名を超える。
2018年7月「ご縁はがきのキセキ」 個人出版500部。
2020年11月福井新聞掲載。同年12月週刊誌「週刊女性」掲載。
2021年9月書道のはな*みちスカウトキャラバン、カリグラフィー部門グランプリ受賞。
2021年4月「一枚の奇跡」(文芸社)出版。
2021年4月初個展「ご縁はがき展」を東京都内にて開催。
公開講座の他、企業研修や公立高校での出前授業、学童や福祉施設においてもご縁はがきを通して、手描きの筆文字で感謝を伝える技術を普及している。

【お仕事について】
・公開講座へのお問い合わせ、
・出張講座などの講師のご依頼、
・デザインや記念品制作など書道家活動
下記リンクよりHPをご覧ください。
個別のお問い合わせもお待ちしております。
http://goen-hagaki.com/

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