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私にとっての料理がもっとずっと楽しくなった理由

あなたにとって、料理ってどんなものですか?
楽しいこと?好きなこと?面倒なこと?
先日主人と何気なく会話していて、はっきりしたことがあって。
それがタイトルにもある、最近特に料理が楽しくなった理由でした。

小学1年生?2年生くらいから卵焼きの作り方を母に習うことに始まって、物心ついた頃から卵焼きとウインナー、お味噌汁の簡単な朝ごはんを作ったり、休日にはクッキーやケーキを焼いたり。
高校生のときには部活の朝練や受験勉強で早く学校に行きたかったので、自分でお弁当を作ったり(ついでに父と妹の弁当も作っていた、今思うとすごい!)、そんな日常が功を奏して料理はそれまでも、私にとって苦でない家事の一つでした。

わかりやすく対比すると、洗濯は服を洗濯機に入れることも干すことも、畳むこともなるべくなら避けたい家事。積み木を積んでは壊し、積んでは壊すような途方もないことに思えてしまうのです…。
ただ主人に言わせてみると、洗濯は頭を使わずできるから苦じゃないとのことで、そのことが分かってから洗濯はもっぱら主人に任せて我が家の家事分担が成立しました。

私にとって”どちらかというと”好きであった料理が、より好きに、楽しくなったのは息子の存在。
4歳になって、食べ物の嗜好が随分はっきりしてきたのがその最たる理由です。
これは主人も同じなのですが、息子は離乳食が始まったときから偏食なく、なんでも喜んで食べてくれる作り手にはありがたいほど良い子。
ただ、全部「美味しい!」なので何を作ってもそこまで反応が変わらないことで、返って何を作ろうか迷ったりして。
喜ぶものを作りたいと思いつつ、私の嗜好やそのときのスーパーのお得な食材で日々の食卓が決まっていました。

ところがこの数ヶ月くらいは、自分から夜寝るときに「明日はカレーがいい!」と言ってきたり、ハンバーグや唐揚げのときにはとりわけ嬉しそうに平らげていたり。
それに乗じるように、主人も美味しいときには「これ、うまいな」なんて言ってくれる回数が増えて。
逆をいうと、嫌いの嗜好もはっきりしてきたので緑の野菜やきのこは食べさせるのに一苦労しているのではありますが…
その苦労以上に、美味しいと本心から言ってくれるものを食べてほしいなという観点が献立に加わって、料理にも精が出るようになりました。
その証拠に、ハンバーグやフライ系のちょっと手間がかかるものはなるべく外食でいいじゃん!という考えだったわたしですが、時間がかかったり片付けが大変なメニューも登場頻度が増えました。

今のところの息子の一番はカレー。
先週も登場したばかりですが、またリクエストされているので金曜日あたりの夕飯になりそうです。
これからも、息子の成長につれて変わりゆくメニューもあれば、ずっと残って定番になるメニューもあるんだろうなあ。

と、ご縁はがきをしながらもお母さん業にも精を出している私です。
私だけじゃなく、世の中のお母さんみんな、仕事をしているしていないとかに関わらず、親であるだけで日々頑張っていますよね。
今日書いた料理もそう。
なんでもない平日の夕飯だって、なんでもないわけじゃなくて、母なりの思いや手間がかかって食卓に上がっている。

そんなことを、今日はこの作品に込めました。


*Good night

朝起きて、ご飯食べて
家族を見送って掃除して。
仕事してる間に
夕飯の支度をしたりして。
子どものおかえりが聞こえたら
さあ、忙しいのはここから!

みんなで夕飯食べて、
順番にお風呂に入って
明日の支度、歯磨きも忘れずにね。
そして、絵本を読んであげて
布団をかけて、おやすみなさい。

なんでもない一日だって
何もしていないわけじゃない、

今日も無事に一日が
終わろうとしているのは
あなたが頑張った証拠なんだ。

今日も一日、ありがとう。


【玉城麻衣 たましろまい】
1993年生まれ、熊本県出身。
2015年、自分の人生で出逢う1000人の 縁ある方へ筆文字で「ご縁はがき」を届けるチャレジに挑戦、2年間を経て1000枚を書き上げる。
その翌年から「ご縁はがき講師」として 活動を全国で展開。 講演、セミナーは累計100回以上。 出会ったお客様の数は1100名を超える。
2018年7月「ご縁はがきのキセキ」 個人出版500部。
2020年11月福井新聞掲載。同年12月週刊誌「週刊女性」掲載。
2021年9月書道のはな*みちスカウトキャラバン、カリグラフィー部門グランプリ受賞。
2021年4月「一枚の奇跡」(文芸社)出版。
2021年4月初個展「ご縁はがき展」を東京都内にて開催。
公開講座の他、企業研修や公立高校での出前授業、学童や福祉施設においてもご縁はがきを通して、手描きの筆文字で感謝を伝える技術を普及している。

【お仕事について】
・公開講座へのお問い合わせ、
・出張講座などの講師のご依頼、
・デザインや記念品制作など書道家活動
下記リンクよりHPをご覧ください。
個別のお問い合わせもお待ちしております。
http://goen-hagaki.com/

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