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オーガニック素材と、藍染め・草木染めにこだわった 自然と人にやさしいニットウェアブランド 着用する人だけでなく、生産者と環境にやさしい サスティナブルなモノづくり、地球と調和した製品を目指し ひとつひとつ想いを込めて手作りしています www.goen-clothing.com

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最近の記事

ノンミュールジングウールのお話

goenのウールニットは、ノンミュールジングウール100%の糸を使用しています。聞き慣れないノンミュールジングウールとは、「ミュールジングをしていないウール」ということ。では「ミュールジング」とは何か、それは羊の臀部が土や糞で汚れたり、ウジ虫が湧くのを防ぐために、羊の臀部の皮や肉を切り落とす行為です。 麻酔もせず、その後の手当てや処置もされません。手間を省くため、生産効率のために行われます。 そう、そんな残酷なことをする理由は、生産効率のためです。刈り取ってから汚れた毛を選

    • ポイントカードを作らない攻防戦

      ポイントカード、あんまり作らない派です。 なぜなら、 ・カードでお財布がパンパンになるから ・アプリでも登録が面倒だから ・滅多に使わないカードは家に置いておいて、そのお店で買い物をした時も、結局カードを持っていないからポイントが付かなかったり、もう一枚カードを作られる羽目になるから ・ポイントが付いても付かなくても、私の人生に何の影響もないと思っているから 結局、管理が面倒なんです。 欲しい物を、適正な価格で買えさえすれば私は満足なので、ポイントのお得感にさして興味がな

      • 選択肢が多いって、幸せにつながると思う

        先日、ちょっとした買い物でショッピングセンターに行ってきました。 店頭に陳列されているたくさんの服を見て、あらためて世に出回るアパレル製品の多さに驚きながら、これらが全て買ってもらえる訳ではないんだよね、何割かはそのまま廃棄されるんだよね、などと、まるで保健所で殺処分される前の犬を見るような気持ちで、ショッピングセンターの華やかなディスプレイを眺めていました。 こういうところに来ると、いつも思います。 世の中には、こんなにも沢山の服があるのに、私がさらに服を作る意味ってなん

        • 催花雨 2021 spring collection

          芽吹きや開花をせきたてるように降る やわらかい春の雨 冷たい雨があるからこそ 陽の光の暖かさを感じる 眠りの季節があるからこそ 力強く覚醒できる 雨と眠りから恵みを受け 目覚めに向けて動き出す時季 やわらかな暖かさと軽やかさを備えた 目覚めを催す春のニットをお届けします 半年前からスタートさせたgoenが、思ったように上手く進まなくて、具体的に言いますと、全然売れなくて、かなり気持ちが落ちていた頃です。 冷静に考えれば、活動を始めてすぐに爆発的ヒットをするなんて、

          二日月 2020 winter collection

          始まりを予感させる月 冬の澄んだ空気の中 目を凝らせば見えてくる、今まで見えなかったもの 変化変容の時代だからこそ 今まで見えなかったものに目を凝らしてみる 自分の中の本物を探してみる 自分を本物で満たしてみる 身体をやさしく包み込む やわらかなノンミュールジングウールを100%使用 空気も一緒に編み込んだ 暖かな冬のニットをお届けします 今に続くコレクションの形が作られたのが、この2回目からです。 コレクションテーマには、基本的に私が好きなもの、好きな言葉を選ん

          二日月 2020 winter collection

          Back to Basics 2020 autumn collection

          原点回帰 振り向けば未来 私たちの生活が大きく変わろうとしている今 変化変容の時代に、昔のやり方や基本に立ち返ることで 新しい価値観がみえてくる ​コットンのやさしいアイボリーと 柿渋染めの薄墨色 納戸色は藍染め特有の青色 ふんわりとやわらかい オーガニックコットンを100%使用した やさしく体をまとう、秋のニットをお届けします いよいよgoenをスタートすることができたのが、2020年の秋でした。 goenのHPを作ってくださったデザイナーさんの助言で、コレクショ

          Back to Basics 2020 autumn collection

          シンプルに「あったらいいな」を作る

          goenを形にするにあたって、まず私が「あったらいいな」と思う服を作ろうと思いました。 服が好きだからこそ、服に対してのこだわりがどんどん強くなってしまい、中々お気に入りの一着に出会えなくなったりします。 なので私が作る服は、私がアパレル製品・アパレル業界に対して「もっとこうだったらいいのに」と思うことをひとつひとつ解消して、私の「あったらいいな」を形にしていこうと思いました。 「私が明日から10年先まで着たい服」がgoenの服作りの裏テーマです。 私の「あったらいい

          シンプルに「あったらいいな」を作る

          Storyを持つ服を

          goenの構想段階で、はじめに浮かんだひとことです。 これだけ服が氾濫する世の中で、私がさらに服を作る意味って何だろうと考えた時に、大手アパレル企業が作る既製品や、大量生産される服にはない魅力のある服を作る必要があると感じていました。 モノにあふれた今の世の中には、服としての魅力に加えて、豊かさや心地よさなど「心の潤い」も服を通して一緒にお届けすることが、大きな意味のある、大切なことなのではないかと考えました。 そのために、その服を着る人に限らず、綿や羊を育てる人、糸を

          Storyを持つ服を

          goenが生まれる前のこと

          私は元々、ファッション専門学校を卒業後、大手アパレル企業にデザイナーとして勤めていました。 主に量販店向けの、一着2990円とか3990円とかの商品を手掛けていました。 自分好みの、私が着たいと思う服ではありませんでしたが、私のデザインした服が世に出て、売れることは単純に嬉しかったですし、限られた時間や金額の中で、如何に良いものを作ろうかと創意工夫をすることも、マーチャンダイザーやメーカーの方々と、切磋琢磨して商品を作っていくのも、大変ながら楽しさも感じていました。 しか

          goenが生まれる前のこと

          ごあいさつ

          はじめまして。 “goen(ごえん)”の柴田瑛里奈と申します。 オーガニックやサスティナブル素材、藍染めや草木染めにこだわった、ニットウェアブランドを展開しています。 デザイン、パターン、割り出し、染色、編み立てを全てひとりで行なっています。 商品は基本的に受注生産。 ひとつひとつ、家庭用機械編み機で制作しています。 2020年の秋物からスタートし、たくさんの方々に支えられ、なんとか続けてくることができました。 毎回、シーズンごとにコレクションと題して、私のその時に

          ごあいさつ