第3話:マスコミに取り上げてもらうために必要な仕掛け 地域おこし実例「付知ヒノキの高級ねこプランター」裏も表も語ります。
不人気だった木製植物プランターを
猫プランターに変えて80日後に2000個売ったお話。
今日はマスコミ取り上げてもらうための最初の一歩をお話しします。
林先生の初耳学 可愛らしい猫さんたちと共にご紹介いただきありがとうございました!
2020年12月6日放映のTV「林先生の初耳学」で取り上げていただきました。
中条あやみさんに「かわいい!」を連発していただけました♪
12月10日はFM愛知さんに生出演しました!
さすがパーソナリティーさんは質問上手でした。
そのおかげで、開発の切っ掛けや発売の経緯、材料の「付知ヒノキ」についてもお話しできました。
付知町の山からは伊勢神宮のご神木が切り出されます
その同じ山でとれるヒノキを使って作っています。
もともとは、寺社仏閣を建てるための木材です。
南禅寺や明治神宮の建築、姫路城大黒柱の修繕、名古屋城本丸の修復などにも使われています。現在はお家をたてる材料として有名です。
こんな由緒正しい付知ヒノキでつくられている
付知ヒノキの高級ねこプランター
今日は、マスコミに取り上げてもらうまでの裏話です。
無料でマスコミに取り上げてもらいたい
猫を飼っている人だけが顧客ターゲットであれば会社の近隣に広告するだけで売れると思います。猫餌やトイレ用砂といった商品は猫を飼っていれば必需品ですから。
ですが、付知ヒノキの高級ねこプランターは必需品ではありません。
猫の入る箱であれば段ボールでも充分ですから。
必需品でない商品は、猫を飼っているだけではなく「猫を飼っていて猫に貢ぎたい人」がターゲットになります。猫に貢ぎたい人となると近隣ではなく出来るだけ広い範囲、出来れば全国に広告しないと儲かるだけ売れることはないでしょう。
でも、全国への広告は料金が高くなります。
これから販売していくので資金にも余裕がありません。
そこでプレスリリース戦略をとることにしました。
新聞、ネットニュース、ラジオ、テレビ等、マスコミで自社商品を取り上げてもらえたら多くの人に知ってもらえて購入してもらうチャンスが増えます。しかも、無料で取り上げてもらえたら飛び上がるほど嬉しいです。
プレスリリースとはマスコミ各社に自社ニュースを知らせて興味をもったマスコミ媒体に取材してもらう手法です。
プレスリリースを書いて送ってみよう
プレスリリースという言葉は知っていても実際にやっている人は少ないです。だから難しい物だと思われているようですが、難しくはありません。
ただ、折れない心と粘り強さと、ちょっとしたコツは必要です。
用意するものは2つです。
1:プレスリリースで案内する文章
2:送付先リスト
プレスリリースの書き方
・プレスリリースはA4一枚にまとめましょう
・キャッチコピーや本文は素直に分かりやすいことだけで大丈夫
例えば、新商品発売や新記録達成、キャンペーンのお知らせなどです。
・タイトル、本文(会社名と住所を明記しておく)会社店舗のホームページ、連絡先担当者の名前と携帯番号
・会社のホームページに、プレスリリースしたことの詳しい内容をアップしておく(こことっても大事なポイント)
・会社のホームページには詳しい会社案内をのせておく
社長名と資本金だけといった味気ないものだけではなく、創業にいたった経緯や、会社をとおして世の中とどうかかわるのか、商品開発の物語などものせておきましょう。
記者さんたちは忙しいのでA4一枚にまとめることは必須です。
新しい出来事をお知らせする内容にします。ついつい熱を入れて沢山かきたくなりますが、そこはぐっと我慢してシンプルな案内お知らせに徹します。記者さんたちは、プレスリリースで興味をもつと必ずホームページを確認しますからホームページに詳しいことを載せておきます(必須)。
プレスリリースの送付先は地元商工会等の担当者に聞いてみましょう。
市役所の広報窓口に置いてもらえることもあるので「プレスリリースを置いてほしいのですが」と電話してみる。
新聞社やテレビ番組に電話をかけて「プレスリリースを送りたいのですが」と伝えFAX番号を教えてもらう。
忙しい記者さんにとってFAXは確認しやすいのでお勧めです。
こうしてプレスリリースを送っても一回で取材になることなど、ほとんどありません。
記者さんにだって都合がありますからね。
それでも続けましょう。
タイミングがあうと電話がかかってきます。
付知ヒノキの高級ねこプランターのプレスリリースは、一カ月に3~4回ほど切り口を変えて送付しました。他の商品プレスリリースと合わせると一カ月に5~6回ほど送り続けています。実際のプレリリース原稿を見たいと言われることが多いので、こちらに掲載しておきます。シンプルなA4一枚物です。こんな程度でも大丈夫だよという見本としてご覧くださいね。
プレスリリースは、まずは地元新聞の地域版ねらう
マスコミは、他社でニュースになったことを見て自社でも取り上げてみようと連絡をしてくることが多いです。だから、まずは一つ目の記事になることを目指します。
地方の小さな会社店舗の取材可能性が高いのは同じ地元の新聞社の地方版です。地元に記者が住んでいることが多いので取材に来てもらいやすく、毎日必ず紙面を埋める必要があるので記事数も必要だからです。
私は、地元の岐阜新聞の地方版を狙いました。
8月30日に、岐阜新聞の地域ニュースとして掲載して頂けました。記事の内容は記者さんのものですから、こんなこと書いてくださいなどとはお願いできません。ただひとつだけ「猫が入っている実際の写真を載せてください」とお願いしました。文字を読むより写真を見たら伝わることが沢山あると感じているからです。
一つ目の記事から次の取材へと繋がりました
8月30日:岐阜新聞地方版
9月1日:中部経済新聞
9月14日:読売新聞
9月14日:FM岐阜に生出演
9月16日:岐阜新聞地方版ふたたび
9月24日:朝日新聞デジタル(数日後に夕刊にも掲載)
新聞掲載だけではヒットするまでの勢いは得られません。確かに掲載は喜ばしいのですが圧倒的に売れる状態になるのはこれからです。新聞記事をみたテレビマスコミからの取材依頼につなげるためにもう一種類別のWEBプレスリリースをしました。
WEBプレスリリースの話は次回第4話にてお話します。
付知ヒノキの高級ねこプランターのご予約はゴシンボクのホームページから出来ます
ゴシンボクのホームページトップに設置してあり専用予約フォームからご予約いただけます。https://goshinboku.amebaownd.com/
【ゴシンボク 猫】といった検索ワードで表示されます。
ぜひ一度ご覧になってください。
付知ヒノキの高級ねこプランターは、岐阜県中津川市の保護猫カフェ「ハワイアン保護猫カフェ ‘Ohana」さまにも設置させていただいています。人懐こい猫さんと触れ合えるカフェです。ぜひ行ってみてくださいね。http://nekoohana.stars.ne.jp/
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