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[株投資] 週間報告 / 今週の相場見通し

こんにちは、GOEMONです。

今週は米CPI、FOMC会合、日銀会合と重要なイベントが目白押しでした。短期で売買されている方はとても忙しい一週間だったと思います。お疲れ様でした。

僕は中長期ですので特に経済イベントに対して即反応して売買ということはないのですが、それでもニュースはチェックするので少しニュース疲れな一週間となりました。


CPIは下落傾向だけどまちまち

肝心なCPIは全体的には下落傾向ではあるものの、住宅において、昨年の利上げ開始から下落していた推移が底止まりし、加速したことに不安が残る結果となった。

同じくサービスのインフレも前月比年率で4.9%とFRBの目標数値からかけ離れた推移を続けている点も今後の利上げ動向を左右するポイントだ。

FOMC会合、年内2回の利上げを示唆

14日のFOMC会合で久方ぶりの利上げ停止を決めたFRBだが、一番のサプライズはターミナルレートはここではなく、あと1回の利上げでもなく、年内に2回(合計0.5ポイント)の利上げを示唆したことだろう。

FRBの10会合連続利上げにより、米政策金利は5%を越える水準に達している。それでもなお、雇用市場を中心に強い経済指標を記録し続ける景況感を受け、FOMCメンバーはこの先もさらなる利上げが必要だと考えているようだ。

FRBのパウエル議長は会見の中で、なぜ追加利上げのシグナルを出すのか?と問われ、「決定的なインフレ低下(を始める確固たる証拠)を待っている」と回答している。

兼ねてより、パウエル議長はこの"インフレ低下の確固たる証拠"を強調しているが、その証拠はどれに当たるかを把握する必要がある。

インフレ低下の確固たる証拠

会見ではコアCPIが低水準で推移しているが?との質問もあったが、パウエル議長は「PCEコアデフレータにここ半年進展がみられない」と一蹴した。

実際にPCEコアデフレータ(前年比)を見てみると、2023年1月から横ばいが続く。

PCEコアデフレータ(前年比)

四半期ごとの前期比年率(前の四半期からの増加率が4回続くと、前年比はどうなるか計算したもの)も昨年末の底から上昇トレンドにある。

PCEコアデフレータ(前期比年率)

雇用統計や製造業景気指数など様々な経済指標が多少インフレ鈍化を示唆したとしても、やはりPCEコアデフレータの推移が確信を持って低下していると言えなければ利上げ終了とはならないだろう。

そのPCEコアデフレータは次回、6月30日(金)に発表される。

年内2回の利上げはあるのか?今後の見通し

大きなイベントを一通り終え、一部で大型株やAI関連テック株の利確売りが入り、そこから中小株や他業種への流入が今後しばらくは続く可能性がある。

債券市場ではFOMCメンバーの年内2回の利上げを信じておらず、引き続きあと1回の利上げで今回の金融引き締め局面は終了とみている。

この見方が本当であれば、来年年明けから利下げが開始されて2024年末には3.75%~4.00%まで政策金利が引き下げられるようだ。

しかし、FRBの「あと2回の利上げ」はファイティングポーズを取っているだけでなく、本当に行う可能性が高いと感じている。

引き締め過ぎは良くないものの、引き締めが甘く、利下げ後にインフレが再発することは避けたいハズだ。インフレの再熱と引き締めすぎを天秤にかけた場合、前者の方が対応が難しくなる。経済へのダメージはあれど、後者は緩和することで一定の対応はできる。

インフレが再熱し再度利上げをした場合には、高い政策金利水準の期間がどうしても長くなる。多少引き締め過ぎても、もう一度利上げ局面を繰り返すよりは経済へのダメージは限定できるだろうから、引き締めすぎになるリスクを負ってでも今回の利上げ局面で行く所まで行くと思っている。

利上げは実体経済へボディブローのように効いて来てはいるハズだが、目に現れる形になるまでは時間がかかる。現状の経済指標を見る限りでは、今後数ヶ月で劇的に指標が落ち込むとは今のところ思えず、個人的な見通しとしては、FRBの言う通り年内2回の利上げが行われると予想している。

おまけ、今週の保有株

日経平均に連動せず、グロース指数にも変動しない我がポートフォリオは前週末比微減となりました。

ブシロードが大幅に上昇し、サイバーエージェントも若干の上昇となったものの、問題児の楽天グループが今週も下落。心配だったラウンドワンはいったん様子見ムードで横ばいとなっています。

気がかりなのはFOOD&LIFEの含み益がほぼ無くなってしまったこと。含み益25%ほどがここ2,3ヶ月でほぼ無くなりました。

ただ、国内事業は厳しいものの、海外事業は好調なので次回決算も問題なさそうであればこの辺の株価で買い増しを検討します。

その他、検討中の銘柄や業種は繰り返し言っているリユース関連、ペット関連。6月末までで本業が落ち着くので、決算分析も加速して良い銘柄の発掘を頑張ります。

それでは今週も頑張りましょう!




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