フィリピン【観光ビザ】延長申請 -2回目(60日以上滞在)
フィリピン・セブ島に教育移住したごえもんです。妻と現在3歳の息子(移住開始当時は1歳11ヶ月)と3人での移住生活が始まってから1年半以上が過ぎました。
この記事はフィリピン(セブ島)に観光ビザで長期滞在する場合の、2回目の滞在延長の手続きについてです。
2023年7月に日本に一時帰国し戻ってきて、先日滞在延長の手続きを済ませました。2022年にも同様の延長申請を経験しており、これまで複数回の滞在延長の経験を踏まえシェアします。2回目の方はもちろん、1回目の方もぜひ参考にしてください。
フィリピンの観光ビザ・滞在延長とは?
日本人はフィリピンに30日間ビザ不要で滞在できます。しかし、それ以上滞在するには、イミグレーション(移民局)で滞在延長申請をして「観光ビザ」を入手する必要があります。
1回目の延長申請では入国して59日までの滞在(つまり約1ヶ月間の延長)しかできないので、それ以上滞在する場合には2回目の手続きが必要になります。
以下の料金などは主に2回目の手続きの場合になります。ただ、大まかな流れは1回目でも同じなので参考になると思います。
申請できる場所(フィリピン・セブ)
はじめにですが、2023年からe-Servicesというオンライン申請サービスが始まりました。
これまではイミグレまで出向いて手続きが必要だったため、場所・時間帯によっては1時間以上待ち時間があることも多かったのですが、どこからでも申請が可能になりとても楽になりました。支払い方法もクレジットカード等が使えます。
ただ、イミグレで申請する場合と請求明細・金額が違ったという話も聞きますので、何か疑問があればイミグレに出向いて直接確認した方がいいかもしれません。(オンライン申請では、申請(→支払い明細表示)→支払いの2ステップのため、支払い明細に疑問があればその時点で申請をキャンセルすることが可能です)
以下はイミグレに出向いて申請する方法になります。料金はイミグレでもオンラインでも変わらないはずです。
セブ島の2箇所のイミグレ
1, ロビンソン・ガレリア内
営業時間:月~金(平日のみ/土日祝休み)AM8:00~PM5:00
場所:3rd Floor Robinsons Galleria Mall Cebu, Gen. Maxilom Avenue Extension, Sergio Osmeña Jr. Blvd. Cebu City, Cebu 6000
※2023年9月現在は3階ですが、これは仮設の場所で、後日2階で正式にオープンのようです。朝早い時間はモールのお店がまだオープンしていない(モール全体の開店時間は10時)のですが、入り口の警備員さんに伝えれば問題なく通してくれます。逆にモールの営業終了時間より窓口終了が早いので注意してください。
※2022年にJモールから移転しました。
2, ガイサノ・マクタン・アイランドモール内 (MACTAN-CEBU IMMIGRATION SATELLITE OFFICE (Gaisano))
営業時間:月~金(平日のみ/土日祝休み)AM8:00~PM5:00
住所:Gaisano Mactan Island Mall, M.L. Quezon National Highway, Lapu-Lapu City, Cebu 6015
筆者はセブ島側の方に住んでおり、普段ITパーク付近にいることが多いので、出向く場合は「1. ロビンソンガレリア」の方に行きます。
マクタン島(空港があるセブ島のすぐ隣の島)に住んでいるなら「2. ガイサノ・マクタン・アイランドモール」をおすすめします。
セブ以外のフィリピン国内のイミグレーションの一覧はこちらのフィリピン政府公式のページでご確認ください。
-ロビンソンガレリアのイミグレ
真ん中あたりのスタバ横の入口から入ると行きやすいです。入ったらすぐ目の前のエスカレーターに乗りましょう。
エスカレーターで上がって2階に着いたら、またすぐ目の前のエスカレーターで3階に向かいましょう。
3階に着いたら目の前左側にイミグレがあります。出入り口が手前と奥にありますが、奥の方へ行きましょう。
申請に必要なもの
ビザ申請に必要なものですが、以下になります。
1, パスポート
1回目の申請時に受け取った「OFFICIAL RECEIPT(領収書)」全てもあわせて提出が必要となります。(出国を挟んだ過去のものは不要)
※「CERTIFICATION」という書類はおそらく不要ですが、念のため保管しておきましょう…!
2, 申請料金
現金で用意しましょう。(クレジット可能か聞いたことはないですが使えないと思います)
例えば、2回目の滞在延長申請(1ヶ月間)で以下の費用です。
※即日発行料金込み ※2022年時点
・自分 ₱7,382(≒17,717円)
・息子(2歳)₱6,132(≒14,717円)
▼合計 ₱13,514(≒32,434円 ※為替レート₱1=2.4円で換算)
★60日以上フィリピンに滞在する場合には、ACR-Iカード(外国人登録証)の取得が必要になります。その費用(US$ 50)も上乗せされているので、初回延長時より費用が高いです。
以下が2回目以降の料金表になります。
筆者は「17歳以上」、当時2歳の息子は「13以下」の料金表の中で、太字の費用の合計が請求されました。
※即日発行費に₱1,500x2名分=₱3,000(≒7,200円)もかかります。できるだけ費用を抑えたい方は、即日にしないという方法もあるかもしれません。申請の際に、「Express Lane」ではなく、「Regular Lane」にチェックしてみてください。
※1回目の申請費用は、1人あたり合計₱3,130(即日発行費₱1,000含む)になります。
※6ヶ月以上滞在するとその後の延長時に「一時滞在者の滞在証明」という項目で₱1,400かかります。
3, ボールペン
その場で申請用紙を記入するために、持参した方がいいと思います。
(貸してくれるかわかりません。買ってこいと言われかねないので……)
申請の流れ
1)入口で申請書類を受け取る
右手側入口から入ってすぐに受付カウンターがあるので、滞在延長したい旨を伝え、申請用紙をもらいましょう。複数名の場合は、必要枚数を伝えましょう。
英語が苦手でも、「ビザ・エクステンション・プリーズ(visa extention please)」といった簡単な単語で通じると思います。
2)申請書類に記入をする
外のスタンドテーブルで申請書類に記入しましょう。脇に椅子も置いてあるので座って記入もできますが、その場合は下敷きがあると便利です。
混雑すると、その場で書くのがとても大変です。今後もイミグレで申請する予定の方は、多めに用紙をもらっておいて家で準備してくると便利です。
※2回目の滞在延長は、延長期間を1ヶ月または2ヶ月のどちらかを選べます(申請用紙に記入する)。2ヶ月間延長の方が一度に支払う申請料金は当然高いですが、どうせ延長するなら2ヶ月にしておいた方が手間もかからず当日発行費用が1回で済むのでお得です。
ちなみに、3歳の息子の書類の電話番号を空欄で出したら、「書いてくれ」と戻されたので、親の電話番号を書いて提出しました。
3)受付へパスポートと申請書類を渡す
入って目の前の「ASSESSMENT」の窓口に渡します。
提出したら、部屋の中で待ちましょう。手続きが進むと、名前で呼ばれます。外にも椅子がありますが、なるべく部屋の中にいた方が名前を聞き逃さないのでいいと思います。
4)申請費用を支払う
名前を呼ばれたら、「CASHIER」の窓口で申請費用を支払います。右奥のカウンターです。
支払いを終えたら、あとは受け取りを待つだけです。ここからの待ち時間が長く、1時間近く待つ場合もあります。
5)滞在延長許可の書類と領収書を受け取る
名前を呼ばれたら、「RELEASING」の窓口で2つの書類を受け取ります。(「ASSESSMENT」窓口の左側)
以下の書類とパスポートが渡されます。(複数名の場合は人数分)
① 滞在延長許可の書類(「CERTIFICATION」というタイトル)
② 領収書(「OFFICIAL RECEIPT」というタイトル)
受け取ったら、ノートに名前や署名など記入するように言われますので、記入してください。
以上で、手続き完了です!
補足:到着〜完了までの時間
朝一番に到着して、手続きにかかった時間は以下のような感じでした。到着してから完了まで、1時間20分ほどでした。混雑具合・時間帯によっては2時間30分〜3時間ほどかかったこともあります。
8:10 イミグレーション到着
→窓口が空いていたので、すぐに書類提出
8:30 支払い完了
9:30 滞在延長許可書類の受け取り<完了>
最後に(Q&A)
ロビンソンガレリアにはどうやっていったらいい?
筆者はITパーク付近から行くので、バイタクが便利です。₱70〜₱110くらい。
Angkas, JoyRide, maximなどのアプリを使用すると安心かつ便利です。
オスメニャ・サークル付近からであれば、ロビンソンから定期的に無料シャトルバスがでています。(便数は多くありません)
滞在延長は本人が行く必要あり?
滞在延長の手続きについては、本人でなくても大丈夫なようです。実際に自分だけでイミグレーションへ行き、自分と息子の2人分を申請できました。
申請書類に「代理申請」の選択肢もあるので、旅行代理店のスタッフなどが代わりに申請にくる場合もあるのかもしれないですね。待っている間に、10人くらいのパスポートをまとめて渡している人がいました。
イミグレーションはドレスコードあり?
場所によっては、ドレスコードがあると聞きました。入室を断られる場合もあるとか。しかし、短パンくらいなら普通にたくさんいました。海用の短パンやタンクトップなどはダメかもしれません。
滞在延長を断られる場合はある?
今回2回目の延長申請でしたが、1回目も2回目も特に問題はありませんでした。
しかし、以前(2022年2月頃)には、旧Twitter上で「滞在延長が却下された」という情報も見たことがあります。しかし、自分の周りでは聞いたことがないのでたいていの場合は問題ないと思います。
こういった滞在料金はかかりますが、お金を払えば長期滞在ができるアジアの国のひとつとして、フィリピンはとても魅力的です。(特別条件などなく長期滞在できるのはフィリピンだけではないでしょうか?)
教育移住、ノマドワークの候補として考えてはいかがでしょうか?
ではまた!