【英単語集編】大学受験・英語のおすすめ参考書は? 塾のオリジナル教材なんか勉強するな!
「自分の1冊」を徹底的にマスターすれば「英語はカンタンだ!」
よく「おすすめの参考書は?」と聞かれますが、結論から言うと「自分に合ったもの」ならどれでも良いとは思います。
ですが、大学受験で成功するためには最低限以下の各ジャンルの参考書を各1冊で良いので徹底的にやる必要があるので、できれば高校2年生のうちにそれぞれ「自分の1冊」を見つけると良いと思います。
まずは上記の各1冊、計3冊を見つけ、徹底的にマスターするだけで共通テストレベルの英語であれば満点すら楽に狙える基盤ができます。大切なのは「マスター」することと、「理解度」です。本来ならば学校教育でも塾の現場でもあれこれ物量で色んな問題集をやらせるのではなく、上記3つのジャンルの良書をきっちり理解できるまでサポートすれば良いのに、と思ったりもします。
どの参考書?となった際に、学校でやらされる参考書や単語帳がしっくり来るならそれで十分です。ただ、もし合わないようであれば「自分に合った」参考書に出会うまで色々買い揃えても良いでしょう。塾の講習料などに比べれば参考書1冊など安いものです。
それぞれの「自分の1冊」以外はむしろやる必要もありません。その他は学校や塾でやらされる問題をやって、自力がしっかりついた時点で3年生の受験期になったら志望校によっての対策を(これは大学によっては非常に大切ですが)すればOKです。高い教材を買う必要もなければ、有名予備校講師の問題集を揃える必要もゼロです。
実は一番良い教材は「定番参考書」!
学習塾や予備校の教材は「仕込み」だらけの場合も多い
ここで学習塾で「カリスマ講師」と呼ばれていた私から受験生のみなさんや親御さんがびっくりするようなお話をすると、、
「わかりやすい」「凄い」授業って「仕込み」だということ。
これが〇〇式の解法だ!とか、各科目で有名予備校の先生たちをはじめ様々な「仕込み」による「凄い授業」がありますが、あれってカンタンに言うと「説明しやすい教材」「解法がズバッとハマる問題」を厳選して選んでいるからできるんです。
かく言う私も「体験授業用」に特化した問題を各学年別、各レベル別でいくつもストックしていました。文法でも長文でも何でも「凄い」と生徒たちの目がキラキラするような説明ができる問題を選んで教えていたんですね。
ですので、一般的に学習塾の先生がつくるオリジナル教材は「教えたことがすぐできる」ように仕込まれた教材なのです。パラグラフリーディングを教える際は、パラグラフリーディングの定石がピタッとはまる問題しか集めないんです。実際にそれが使える問題ばかりではないのが本当のところなのですが。
はい。「集客」「生徒数増加」のためにつくるのが塾の教材、「仕込み」の成果物なのです。
それとは対照的に、一般に評価されている総合的な参考書は、ありとあらゆる問題を全て網羅して、体系的に並べられているという強みがあります。〇〇式解法、とかそういったものはなく、「英語学習で必要な要素」全てが淡々と並べられているわけです。派手さもわかりやすさもないですが、これをマスターすれば確実に成果が出るものです。
私のおすすめ参考書!今回は【英単語集】を公開します!
ー定番以外でぜひ検討してもらいたい単語集ー
① 【英単語集】おすすめ3冊
英語の学習では定番の単語集。学校でターゲットや速読英単語をやらされているケースが多いのでもちろんそれをそのままやれば良いとも思います。定番だけに間違いはありません。ターゲットはレイアウトも見やすく使いやすいですし、速読英単語は好みは分かれますが、あの方式が馴染める子には良いと思います。ターゲットはきちんと例文と各単語の説明までやること、速読はせっかくなので和訳と対比しながら長文読解のスキルアップにも使いましょう。どの単語集をやる際にもNGなのは、1つの単語の1つの意味だけ覚えて例文などを無視することです!
まず私の最初のおすすめはマニアックですが、DUO 3.0。
こちらは1つの例文に覚えるべき単語や熟語がいくつか入っていて、各単語の説明もなかなか良くできています。CD(別売)を聴きながら勉強すればリスニング対策にも!「良い単語集だな」と昔から思っているのですが、売れない理由はレイアウトが見づらいこと。それって大切なところなので、このレイアウト嫌いな子にはおすすめできませんが、とても良いですよ!
レベル的にはこの1冊でほぼ大学受験の英語はOKだと思います。
2番目は、毎年の東大合格者が400名(汗)という学習塾「鉄緑会」の「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」。
こちらはぜひ「英語が好きな人」「英語で差をつけたい人」に使ってもらいたい単語集です。テーマ別(環境・自然・宗教・民族 etc)のボキャブラリーのまとめや、接頭辞・接尾辞などの語源の説明、そして多くのイラストで視覚的にも暗記を助ける様々なツールが満載で、「読むだけで頭が良くなる」単語集ですね。
難関大学を志す生徒さん、英語をテストのためだけでなく深く学びたい生徒さんにおすすめします!
こちらもCDが販売されいるようなので、そちらもぜひご購入をおすすめします!
そして一般的な「単語を暗記する」という目的とはちょっと違いますが、東大・京大・旧帝大・国公立医学部・難関私大を目指す子におすすめしたいのが「話題別英単語リンガメタリカ」です。
速読の上位互換的な単語集ですが、経済・医療・心理学・社会学など難関大学では定番的な題材の英文を集め、その各分野のボキャブラリーを学ぶことができます。
実は難関大学の長文はこういった教養が問われる論説文が多いので、単語ももちろんですが題材についての知識があると文章読めなくても要約の問題とかできちゃったりすることもあるんです。
和訳を読みながら時々単語を覚える、なんて感じでも難関大学を志す子には役立ちますよ!
以上、ターゲットや速読英単語という定番以外で「これはおすすめしたい」という英単語集3冊でした!
次回は文法・語法のおすすめ参考書もお伝えしますね!
それではまた!
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