老人ホームの探し方 vol3
さて気になるホームのパンフレットが届きました!!
私が勤務していたホームは、所謂 高額だったので高級マンションやリゾートホテルのテイストで、豪華で綺麗な写真の数々に如何にもそれとわかるようなものでした。
とはいえ、老人ホームですから謳っていることは「安心」「安全」「快適」がメインです。
職員体制(直接処遇職員2:1以上など)、夜間帯の人員(介護士○名 看護師○名など)、看護師常駐の有無(24時間常駐など)、緊急コール設備、見守りセンサー、バリアフリー、共用施設の充実、協力医療機関の紹介などでご入居者の暮らしをサポートというのが、どこのホームでも訴求していたように思います。
あとは運営会社の概要や食事の写真であったり、イベントやアクティビティ、リハビリ体制、周辺環境(最寄駅からのアクセス)など各ホームによって違いがあれども大体、こういう構成のものがほとんどでしょうか。あっ!大切なことを忘れていました、、、重要ポイントの「費用」は絶対に記載があります。ありえないと思いますが、記載されていないホームは不親切ですし、そういうところは止めておいた方が無難です。
モデルをつかったイメージ写真や大きく書かれたメッセージに、ここのホームが良いかなと、ここなら自分の望むすべてが叶えられそうと思っても少し待ってください!!まず、すべての条件を叶えられるホームは絶対にないです。だって今のお住まいにも、何かしらの不満はありますよね?老人ホームも同じ、Aはここが良いがここが不満、BはAの不満は解消してくれるけど、反対にAにあった良いところが無い。。。そんなものですと言ってしまえば元も子もないですが、実態は希望条件の100%を満たしているホームは限りなく少ないと考えておいた方が良いかと思います。
ではどうすれば?
ここでも自分自身で希望条件の優先順位を決めてください。居室設備なのか、介護サービスの充実なのか、食事の美味しさなのか、リハビリの対応なのか、最終的には金額なのか、その中で優先順位の高い条件を満たしてくれるホームを候補に検討してみてはいかがでしょうか。
またパンフレットを読む際には、注意いただきたいことがあります。実はサービスを受けられる回数や条件など詳細については、記載がされていないか、隅っこに小さく表記されている事もありますからご注意ください。例えば入浴を毎日できると思っていたけど、週2回までしか対応できない。費用についても案内されている以外にもかかる費用も当然あります、オムツなどの消耗品や嗜好品は入居者個人によるので、パンフレットには提示できません。
希望条件のサービス面や実際の費用など分かりづらいものばかりです。不明な点はホームに直接、問い合わせるか、間に入ってくれる方から確認してもらうかしても良いでしょう。私も長年、対応してきましたが、お電話やメールの問い合わせで、説明しても、ご理解いただけないケースもありました。(単なる私の伝達能力の欠如の問題かと)
サービスやホームの雰囲気などパンフレットでは分からないことが、ホーム検討では重要なポイントであることが多いように思いますので、ぜひパンフレットで気になったホームへは現地見学をしてください。そこでは職員から直接、説明を受けられますし実際のホームの様子なども知ることができますので、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。現状、コロナ感染対策で見学をお断りしているホームもあるかと思いますから、事前に確認した方が良いですね。
それでは今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?