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リアンプボックスが無くてもリアンプできる説

実機のギターアンプを使ったリアンプにはリアンプボックスと呼ばれる機材が必要です。しかし、リアンプだけのために数万円もする機材を買うのはちょっとハードルが高いのも事実です。

本記事ではリアンプボックスが何をやっているのかを改めて考えて、リアンプボックス無しでリアンプする方法が無いかを考えてみます。

リアンプボックスは何をやっているのか

リアンプボックスの役割は大きく分けて次の3つです。

  1. レベルを変える

  2. インピーダンスを変える

  3. 信号を隔離する

それぞれについて考えてみましょう。

レベルを変える

一般的にオーディオインターフェースから出力される信号はギターやベースから出力される信号より大きいため、リアンプの際にはオーディオインターフェースから出るダイレクトの信号があたかも楽器から直接発せられたかのようなレベルになるまで下げる必要があります。

ということは、オーディオインターフェースの出力に音量を下げる機能がついていれば問題無い(無くはない)とも言えます。

インピーダンスを変える

パッシブのギターやベースの出力は高いインピーダンスを持っていることもあり、アンプの入力は高い出力インピーダンスの端子からの信号を受け取るために高い入力インピーダンスで作られています。

これに対しオーディオインターフェースの出力は一般的にインピーダンスが低いため、一旦この低インピーダンスの出力を受け取って高インピーダンスの出力に変換する必要があります。

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