春の雪
三島由紀夫の「春の雪」を読んで感じたこと疑問に思ったことをメモしておこうと思う。人に見られる可能性がある場所で書くことによって曖昧に逃げることが避けられそうなので書いてみようと思う。豆知識、自分の意見、疑問、全てごっちゃ混ぜで生かしてもらいます。
①侯爵とか伯爵ってなに
現代ではあまり聞き馴染みのない言葉。
1884年(明治17)の華族令により華族の戸主に授けられた公・侯・伯・子・男の五つの爵位。名称は中国古代の表彰制による。1878年の貴族令案にはすでに公・侯・伯・子・男の名称が用いられており,84年の華族令で皇族の臣籍に降下した者,旧公卿・旧将軍・旧大名・旧幕臣,旧大名の家老,大華族の分家,国家に勲功のあった者に授けられた。世襲で貴族院議員となる資格をもつ。1947年(昭和22)廃止。(コトバンク)
だそうです。
ちなみに、
1.公(こう): 最も高い地位で、通常は皇族や天皇の近親者、または非常に高い政治的権力を持つ者が与えられました。
2.侯(こう): 公の次に高い地位で、広い領地を持ち、重要な役職に就くことが多かったです。
3.伯(はく): 侯よりも少し低い地位で、地域の指導者や有力な家族がこの称号を持つことがありました。
4.子(し): 伯よりもさらに下の階級で、一般的には貴族や有力な家系の一部がこの称号を持っていました。
5.男(おとこ): 最も低い階級で、まだ貴族ではあるものの、上記の階級に比べて地位は劣ります。
だそう。
②この作品は「たおやめぶり」を意識している。
「手弱女ぶり(たおやめぶり)」とは、女性の優雅で繊細な様子を指す言葉です。
③主人公の異質性
顔立ちがよくて貴族だったりする主人公は大抵知識豊富で賢明なイメージがある。(イメージ)。でもこの作品ではそうではなく、主人公の清様は自分が感じたこと思ったことをそのまま行動に移す人だったのでそういう人も素晴らしいなと。