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「テニスコーチ専門学校」の学生が、初めてイベントを企画してみて気づいたこと。

GODAI note編集部です。

世の中にはたくさんの学校がありますが、「テニスコーチ」を養成する専門学校があるのをご存じですか?
横浜にある「GODAIスポーツアカデミー」もその一つ。未来のテニスコーチをめざす学生が、テニスの技術やレッスンの理論からコミュニケーション力まで、テニスコーチ、ひいては社会人として求められる知識やスキルを日々学んでいます。

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11月某日。この日、GODAIスポーツアカデミーの2年生が企画したテニスイベントが開催されると聞きつけ、会場の「スポル品川大井町」にやってきました。

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この日のイベントでは、8組16名の親子が参加しました。ウォーミングアップから、親子でのボール突き、サーキットトレーニング、親子で球数を数えながらのラリー、そして最後にゲームと、親子でテニスを楽しめるメニューが盛りだくさん。これらの企画を考えるのも、実際に運営するのも、すべて学生の手づくりです。

天候にも恵まれ、ボールを追いかける親子の表情もとても楽しそう!参加者一人ひとりに声をかけながら、一生懸命場を盛り上げようと奮闘する学生の姿が印象的でした。

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イベント終了後、今回のイベントでリーダーを務めた、GODAIスポーツアカデミー2年生の柏原伸哉君にお話を聞いてみました。

――今日はイベントお疲れ様でした。参加した親子の皆さんは楽しそうでしたね!

そうですね。まずは予定どおり終了してほっとしました。

――今回、テーマを「親子イベント」にしようと思ったのはなぜですか?

自粛期間がずっと続いていて、親子で体を動かすという機会がなかなかないのでは、と思って。そこで、「親子でテニス」をテーマに決めました。

――学生の皆さんはそれぞれ意見も違うので、テーマを一つに絞るのも大変だったのでは?

「親子でテニス」というテーマ自体に異論はなく、すんなり決まったと思います。そのテーマから、スポンジボールを使ったレッスンやコーディネーションを採り入れたレッスンなどのメニューを考えていきました。ただ、ほとんど企画が固まった後で先生から「このレッスンは何のためにやるの?」と聞かれて、そこではっと気づきました。

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――イベントをやること自体が目的になってしまった?

そうなんです。イベントを形にすることに必死で、「目的」があいまいだったことに気づいたんです。そこから、もう一度2年生全員で集まって「参加した親子にどうなってもらいたいのか」という目的を話し合い、共有しました。

――それはいい気づきですね。他に苦労したことはありますか?

集客には苦労しましたね。告知チラシをまくのも少しタイミングが遅れてしまって……。最終的にはGODAIのコーチがお客様に声をかけてくれて、ずいぶん助けられました(笑)。逆算してスケジュールを立てる重要性を学びました。

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――柏原君は今回イベントリーダーという立場でした。リーダーとしてイベントを運営してみて、得られことはありますか?

人を動かす大変さを痛感しましたね。僕自身はコートには入らず、全体の時間を見ながら担当の学生に指示する立場でした。正直、「ここは自分がやった方が早いんじゃないかな」という場面もあったけど、せっかく担当を決めたので、様子を見守りながら、自分は盛り上げるほうに徹しました。

――いろいろ学びがあったようですね。ところで、柏原君はなぜテニスコーチをめざそうと思ったのですか?

もともと地元(愛媛県)で別の仕事をしていたのですが、その傍ら、週末には卒業した高校のテニス部で後輩を教えていました。
そうしている中で、この先の人生を考えたとき、今の仕事を続けている自分かテニスコーチの自分かを比べて、テニスコーチの自分のほうがイメージしやすかったんです。

――そういう出来事があって、このGODAIスポーツアカデミーに入学したんですね。卒業後は地元・四国のテニススクールに就職します。今回の、学生たちの手でイベントを企画し実行した経験は、就職先のスクールでも活かせそうですか?

そうですね。集客の方法やスケジュール管理、まず最初に目的を明確にすることなど、今回身をもって学ぶことができたので、そのまま活かせると思います!

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――柏原君は将来どんなコーチを目指しているのですか?

僕自身、中学校までやっていたバレーボールから、高校で初めてラケットを握って、テニスの魅力にハマりました。こんなに楽しいテニスというスポーツを、より多くの人に伝えられるコーチになりたいですね!

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学生たちが自ら考え、悩み、協力しながら作り上げた、今回の親子イベント。多くの反省もありながら、たくさんの学びが得られたようです。この経験を、柏原君をはじめGODAIスポーツアカデミーの2年生全員が、それぞれの進路先で活かしてほしいですね!

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