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ネイマールのカットインとは

PANGEA FOOTBALL GROUPでパフォーマンスコーチをしている五大です!

今回はネイマールのゴールに向かうカットインにはどんな身体の動きや使い方が隠されているのか、どうしたら出来るようになるのか解説していきます。


そして、今回の記事で解説するネイマールのカットインをテーマにパンゲアフットボールアカデミー主催でパフォーマンススクールを開催します!

4月は9日(土)と23日(土)の2日間開催します!
18:00-19:00はドリブル
19:00-20:00にキック
をメインにトレーニングしていきます!!

4月テーマ

4月9日
『ネイマールのゴールに向かうカットイン』
『エデルソンの遠心力を使ったロングキック』
4月23日
『エムバペのスピードドリブルと方向転換』
『正確にゴールを仕留めるコントロールシュート』
詳細・お申し込みはこちらまで!!
PFA Performance School


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ネイマールのカットイン

ここからネイマールのカットインに必要な身体の動きについてみていきます!!


ネイマールのカットインといえば急激に方向を変えることで相手の逆をついて、場合によっては相手が転んでしまうこともあります。

一瞬で相手を剥がすためには非常に有効ですし、シンプルなテクニックなのでぜひポジション関係なく身につけて欲しいと思っています!

カットインは前方向への移動から横方向への移動へと方向を変えるテクニックと言えます。
そのため、『方向転換にボールが付いてくる』というイメージを持つとわかりやすくなってきます。

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直線方向の移動から右側への側方(横方向)へと向きを変えています。

このようにネイマールのカットインは急激に方向を変えることによって、いわゆる「相手の逆をとる」ことに成功し、相手を巧みにかわしています。

ちなみにネイマールだけではなく、他の選手でも基本的な動きは同じです。
なので、身体の使い方を身につけてしまえば誰でも出来るようになるという話です!!


ネイマールのカットインの身体の使い方

ネイマールのカットインの時の身体の使い方には2パターンあると考えられます。

方向を変えるときには進みたい方向とは反対に地面からの反力を得る必要があります。

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方向転換をするためには基本的なスキルと言えます。

ネイマールはこの基本的な方向転換スキルが2パターンあります。


〈パターン1〉

1つ目は方向を変えるときの脚を出すときに膝を速く伸ばして(伸展)、足を地面に刺して方向を変えるパターンです。

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方向を変える時の刺し足は踵をパンッと出すイメージです。
踵から押し出すことで速い方向転換を実現することが出来ます。

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また、この右に移動するときに、右側の体幹側面が伸張することで、より速い瞬間的な移動を行うことが出来ます。
左の肩を少しだけ下に落とすことで伸張反射を誘発しています。

伸張反射は身体の中にある反射を使うので


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〈パターン2〉

2つ目も方向を変える時の刺し足の出し方のパターンです。
1つ目とは異なり、膝はほぼ伸びたまま足を刺して方向を変えます。

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股関節が外に開く動き(外転)を行うことで内転筋群の伸張反射を生み出し、進行方向への移動(動画では右側)を速く行うことでが出来ます。

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内転筋の伸張反射+進む側の体幹の伸張反射を使うことでより速く方向転換を行うことが出来ます。



ネイマールのカットインは大きく分けてこの2パターンがあります。

ざっくり言うと方向を瞬間に膝を伸ばしたままなのか膝を曲げてから伸ばすのかという違いになります。

横方向や斜め前方向に移動する時には、スネの傾きが必要になります。
スネが地面に対してどのくらい傾いているのかで加速なのか、減速なのか、方向転換なのか概ね決まります。


どちらも爆発的に速く移動するためのスキルです。
相手を置き去りにするためのネイマールのカットインにはこういった身体の使い方と仕組みがあります。

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4/9(土)のパフォーマンススクールのドリブルセッションではこのカットインで必要となる身体の使い方と仕組みからトレーニングを行なっていきます!

ただのテクニックやスキルをひたすら行うスクールではないことはご了承ください!

動画にあるような雰囲気でトレーニングを行なっています!
ぜひチャンネル登録をお願いします!

田中五大/Performance Coach YouTubeチャンネル



Writer by Godai Tanaka

Twitter:@godai_strength
Instagram:@godai_strength


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