ボールウォッチャーとは
J1も再開してようやくサッカーがある日常が戻ってきました。
Jリーグでも様々なプレーがみれる事を期待してます。
私が所属しているアカデミーでも対外試合が始まり、ようやくシーズンに入った実感があります。
ケガ予防に努めつつも、選手のパフォーマンスを引き出せるよう支えていきたいところです!
今回は前回に続き、『注意』という要素にフォーカスします。
ディフェンダーがクロスボールや相手の対応をするときにどこに注意を向けているのか、注意がもたらすボールウォッチャーなどについて書きたいと思います。
どちらもクロスボールに対してのディフェンダーの対応です。
結果として点を取られています。
そしてボールやクロッサーを見ている時間が長いような気がします。
いわゆるボールウォッチャーという状態です。
これらの動画からディフェンダーがどう注意を向けているか思考してみます。
★注意★
注意について少しだけ振り返りたいと思います。
注意とは
様々な外的・内的刺激や情報の中からその時々の環境や状況において、一定の必要な刺激や情報を選択し、そして言動に持続性・一貫性・柔軟性を持たせる機能であると言われています。
前々回の記事で注意は4つに分類できると書きました。
持続性注意
選択性注意
分配性注意
転換性注意
持続性注意は
一定時間刺激に反応し続けるための注意の持続能力をいう。
これはいわゆる集中力とも捉えることができます。
選択的注意とは
外部の刺激を抑制しながら、多くの刺激情報の中から標的刺激を選択することをいう。
転換性注意とは
異なった刺激情報に対して、注意を転換させる能力、すなわち注意を柔軟に他に振り分ける能力を指します。
配分性注意は
複数の刺激・情報に同時に注意を配分する能力、またはそれが可能な能力の容量を指します。
サッカーにおいては全て必要になる要素だと思います。
注意を持続させること、試合の中の変わり続ける状況に対して異なった刺激に注意を向けること、複数の刺激に対して同時に注意を向けること、多くの刺激からどこにや何に注意を向けるのか選択すること。
色々な局面で必要になってくると言えます。
ディフェンダーは注意をどこに何に向けるのか。
どこに何にどのくらい注意を配るのか。
やはりこの2つが重要になってきます。
奥2枚のディフェンダーはどこに注意を向けているのか、何に注意を向けているのか。
この後結果的に点を取られます。
どうしたら防げたのでしょうか。
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