なんにもない
なんにもない
なんにもない
僕にはなんにもない
足を引っ張る奴がいる
それがぼく
僕にも昔はいろいろあった
信用も期待もたくさんあって
時間もあったし希望もあった
ぼくは怠惰な愚か者
とても不器用な愚か者
信用も期待も失った
残ったものは、なんにもない
なんにもない
時間が止まったように
時間が進まない
頭から離れない
目をつぶると襲ってくる
ふわっとした感覚
ゆっくり顔を上げる
あたりを見まわして
最初に見つける
足を引っ張る愚か者
次に見つけたのは
僕の命
まだ僕は、死んでない
なんにもないけど死んでない
なんにもないなら手に入れよう
なんにもなくても見つけよう
まず夢を、見つけよう
まず夢を、取り戻そう
僕さえいれば、大丈夫
僕さえ信じていれば、大丈夫
なんにもない
なんにもない
僕の敵はぼく
僕はぼく
ここからが始まりだ