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【レビュー】THE TOMORROW WARは惜しい

Amazon Prime独占で配信されている映画で、プロモーショントラックが都内を走っていたりと宣伝頑張っているので、聞いたことある人もいると思います。
先週こちらの作品を観たのでそのレビューを書きますね。
ネタバレを含むので、知りたくない方は読まないようにお願いしますmm

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結論から言うと「いろいろと積み重なって惜しい作品になっている」というのが私の感想です。
予算もかかっているし、役者も一流が揃っているし、テーマも良いんですが残念なことに微妙な映画になってしまっています^^;

テーマ
・父と娘、そして家族の話
・父とその父の葛藤と和解

題材
・人類とエイリアンの戦い
・エイリアンはただ殺戮をして人類を駆逐、捕食しているだけで目的が見えない
・タイムワープ
・父は科学者で元特殊部隊員
・未来を救うため現代人が参戦
・人類滅亡を救うために現代人と未来人が共に戦う
・正規軍だけではタイムリープ適合者がいないために、適合者を徴兵して未来へと送り出している
・兵役から逃れられないようにガントレットを装着される。
 違法に取り外すと懲役刑となる。
・人類は50万人まで減少した未来
・エイリアンの弱点を見つける娘
・父と娘はともに生物学を専門としている
・未来の司令官が実は自分の娘
・娘と父の理解と和解
・別の未来を救うために娘は犠牲になる
・エイリアンがいつ地球にきたのか分からない謎
・その謎が解けて現在に戻った父がエイリアンと人類の戦いをそもそも起きないように駆逐に向かう
・未来で娘が開発した毒薬で未然にエイリアンの雌(クィーン)を抹殺する
・エイリアンは実は太古の地球にきたエイリアンの生態兵器?で、永久凍土が解けて現れたので、いつきたか探知できていなかった

という感じだったのですが、いろいろとドラマや葛藤が盛り込まれているし、宇宙からきたのではなく昔々からいて永久凍土が解けたことで出現したというユニークな設定なのですが、

①ガントレットという枷が活かしきれていない。
②父と娘の葛藤の原因が弱い
③父とその父の対立と和解の過程が弱い
④未来の娘だけがクィーンの存在に気づき、毒薬開発をするがそれまで誰も気づかなかったのはちょっと無理が過ぎる
⑤脇役たちと主人公とのドラマや脇役の掘り下げが希薄

という感じで、大事なピースは揃ってるんだけど、それらを有効に使い切れていないので、なんだかモヤモヤしてスカッとできない映画でした。
その代わりに何か感慨深いものが残るわけでもなくという感じで惜しい映画でした。

Prime会員であれば観ても損はないですが、お金払って観るかというと見ないですし、見たらちょっとガッカリした気分になります。
この作品を踏まえて次回以降の独占映画を製作して欲しいですし、活かして欲しいなと思います。





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