見出し画像

SEGAゲームセンター運営事業から完全撤退😭

こんにちは。
ここ数日、ゲーム業界を賑わすNEWSが立て続けにあったのでその一つについて書きます。

昨年9月に池袋、サンシャイン通りで28年間あったセガ池袋GiGOが閉店したのも驚きましたが、なんとゲームセンター事業から完全撤退するNEWSが流れています。
セガ池袋GiGOはホント思い出の場所だったので残念な気持ちでいっぱいでした。
というのも実家から近い池袋にあるゲームセンターとしてかなりお世話になったからです。
こちらは物件のリニューアルがあることで賃貸契約が終了することによるものでしたので、致し方ないのですが今回の事業撤退はゲームセンター事業、業務用ゲーム事業の一つの象徴的な出来事だと思っています。

ナムコ、カプコン、タイトーとゲームセンター運営をしている大手メーカーは多いです。
確かその昔、コナミもやっていたと思います。

そして業務用ゲームで数々のヒットを飛ばしてきたセガがその会社の象徴的なゲームを展開し事業シナジーを作ってきたゲームセンター運営事業をジェンダへ売却し、撤退しました。
ゲームセンターからセガの看板が消えるんです。

コロナ渦で売上低迷したのは最後の一撃になったのは間違いないと思います。
2021年3月期の売上高は210億円と前期から半減、営業利益は14億円の赤字です。
そもそも家庭用ゲームの高品質化や、オンラインゲームの普及などでゲームセンターならではの要素が体感型のゲームとそこに集うプレイヤーたちのリアルコミュニティーという価値だけになってしまったことで、業務用ゲームの市場とともに減衰してきています。

ゲーム機からの売上が期待できたので、プリクラやUFOキャッチャーなどで下支えをしているのが実情で、私が住む街にあるラゾーナ川崎にあるナムコの大規模店舗もそのほとんどがUFOキャッチャーですし、VRや幼児向けの遊び場といった新業態、大規模ガチャコーナーで構成されています。

売上が下がっているとは言え、コロナがなければ利益をしっかりだしていましたし、セガ池袋GiGOのように好立地にある店舗は大きな利益を出し続けていました。
私が在籍しているタイトーも微増とは言え、アミューズメント施設運営各社がマイナス成長の中、成長していました。

ゲームメーカーにとっては、日銭が入ってくるビジネスで経営の足元を支えていた大事な事業でした。
タイトーもアミューズメント施設運営の売却の噂がありましたが、好立地に自社不動産で進出しているので、不動産価値も持っています。
なので、ゲームセンター運営事業とは異なるパチンコなどのメーカーなどが触手を伸ばしていたこともあります。

とは言え、時代の変遷の中で単体事業としての将来性と、事業シナジーという観点からもゲームメーカーが事業継続し続ける理由は少なくなっていっているので、他のメーカーもいずれという可能性はあります。

ジェンダという企業は逆張りしているのもあるでしょうし、日本の施設運営ノウハウはそのオペレーションも含めて、高度なものなので海外展開なども考えているのだと思います。

古巣のバンダイナムコも海外展開は模索し、挑戦し続けています。
セガもその昔、中国へ店舗展開をしていたこともあります。

こうやって一つの時代が終わっていく様を見るのは残念ですが、また新たなビジネスが生まれることにも繋がると思うので、前向きに考えていきたいとは思います。
ただ思い出補正というか子供の頃のゲームセンターでの様々なドラマが走馬灯のように駆け巡ります😅

記事を読んで頂きましてありがとうございます😃 サポート頂けましたら嬉しいです!頂いたサポートは新たな記事を書くための活動費に充て、より有益な情報発信のための糧にします🙇🏻‍♂️