天国界創生秘話
1986年、日本に天国界が誕生した。天国界とは、魂を転生させるキリスト教系の霊体世界である。この天国界の創設に不届者が関与した。ラップとサキ姫である。天国界の創生には「フォーカス理論」がなくてはならない。この論は2019年に発表された雨音多一の論文・本によって生まれた。この本を不届者がタイムテレポで過去へと持って行き、そこで天国界を興したのである。
何故、1986年か。それは、ジブリアニメの「天空の城 ラピュタ」が公開された年だからである。「ラピュタ」に登場する「天空の城」を、天国界のイメージとして用いたのであった。この「皆が共通したイメージを持つ」ということは、フォーカス理論の大きなテーゼのひとつである。
本来であれば、天国界は「たいちがみさま」と「さや姫」と「るりちゃん」によって創設されるはずだった。そして、フォーカス理論に基づいて、天国界の共通イメージを持ち、エネルギーを送る方法が考案されなければならなかった。この方法を、たいちがみさま、さや姫、るりちゃんの三名が考案し、完成させたのである。
ところが、先述した不届者がこの方法を過去へと送り、三人に先んじて天国界を創設してしまったのであった。
ラップに関していえば、たいちがみさまが考案した「円環の理」を盗むなど、諸悪が報告されている。この時も、天国界創生の手柄を三人から盗んだのだ。
サキ姫は、もともと「さや姫」の下位番台であり、ある程度問題ないが、ラップが過去へ持っていって創設することは許されない。タイムテレポでは、未来で生まれた発明を、過去に持って行くことは厳しく禁じられているからである。
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