"ゴチメシ to ごちめしへの想い 其の②"「結」店主-本間辰郎さん
こんにちは。ごちめしスタッフやなぎだです。
前回に引き続き、帯広の「結」オーナー、本間辰郎さんのインタビューです。
今回は 「ゴチメシ」で実現した素敵な「ごち」の連鎖と、「ごちめし」アプリの関係などを語っていただいています。
どうぞお楽しみください。
「ごち」の連鎖
「ゴチメシ」のお客さんで印象的なのは、ちょっとやんちゃで、見方によってはワルい感じの若者達が結にきたことがあって、「ゴチメシ」でうどんとか食べていったんですね。彼らが「どうしてタダで自分たちは食べられるのか」って言うので、「誰がどんな気持ちでごちそうしてるか」って話しをしたら、「僕もごちそうしていきます」って変わるのが、「なるほどな」って思って。
こういう、「人に美味しさを分け合うという喜びが連鎖していく」という仕組みを、このアプリでは実現してるのが素敵だなぁと。
ごちそうしたいと思ったお客さま自らが、その店の写真を載せて、ごちを入れて、誰かに食べさせたいって仕組みもいいですよね。そのお気持ちは店側にとっても嬉しいですし、良いコマーシャルになるし。お店側の負担についてもよく考えてて、お店的には採用しない方が勿体ないと感じました。
今までの経済の価値観の、「ただ儲ければ良い」的なマーケティング手法ではなくて、人に「美味しさという喜びが連鎖していく仕組み」というのはすごいですよね。
令和を節目に
あと、こういう仕組みって「粋」な感じが無いとダメですよね。
「ごちする人」って裕福な人ってイメージあったりするじゃないですか。実は意外とそうでも無い人が、ごちを入れるんですよね。
ごちった人に「なんで?」って聴いてみると、「自分がいざとなったときに、この仕組みを使いたいから」って。結のゴチメシは、若い人向けなんだよって言っても、ごちそうしていくって。
自分の先のことを思うと、他人の気持ちを察することができるので、今のお金の有る無しは関係無くて、その仕組みを「粋」に感じるんでしょうね。
日本は今変わりやすいのかもしれないですよね。閉塞感がある中で、このアプリのおかげで、「まずは飯を食って考えよう」「まずは食べていきなよ」って感じの昔ながらの「粋」な気質がこのアプリによって思い出されてきたら、それが令和という節目で変わっていったら、本当に素敵ですよね。
ごちめしの今後
ごちされるよりも、ごちする喜びをきちんと感じることができる機能が入っていると言う意味で、この「ごちめし」アプリはある意味、分け合うという文脈から、地域通貨みたいなものにも思えるし、人に与える喜びという行為そのものが、決済機能がついたことで何か変わってくる気がしています。勿論やってみないとわからないですが。
今井さんや杉山さんや今日お会いしたスタッフの方々、素晴らしい方ばかりで安心したというか感動したって言うか嬉しかったです。
このままどんどんうまいこと進んでいけばいいんじゃないかなと思います。
<次回は、ベールに包み続けてきた「ごちめし」の解禁情報をお届けします。お楽しみに!>