全部は憶えていられないけど

思い出せないの怖い病とかいいながら
私も人間なので脳にもキャパシティがあるわけで
そうなるとある程度忘れていかないと生きづらくて
困っちゃうじゃないですか？
なんなら忘れたいことだけ「忘れるな」と言わんばかりに残っていたりするし。

2年前かな？
資格試験の勉強をしていたときに
歳を重ねてくるともう脳みそで覚えきれないんだなと感じたのです。それくらいこの身体で生きてきたのだなと。
もうどんなに興味ある分野でも
疲れちゃうし脳が抵抗してるのわかっちゃうの。
だからハートを使って勉強するようにしてた。
読書もいつしか頭で読めなくなったからハートで
読むようになった。
そうしていくと「今必要ないもの」がわかるし、
必要なものだけが自分に残ってる。

ハートにリミットはないからね。

ハートは記憶というより吸収されるかんじだから
なじむの早い。運動神経に似てる気がする。
自分の一部になる、というか忘れていたものを
思い出させてくれるイメージに近いかも。

ムリに覚えていなくていいし忘れていいし。
完璧主義みたいに全部を得ようとしなくていい。

やっぱり怖くなるのは「いま」を生きていないからってね。
怖いって思うのはちゃんと過去の記憶があるからだし、歩んでこれた尊い歴史があるから。
どうしても記憶力が良かったりすると過去のポイントを生きがち。
そこに「いま」のポイントへ連れてこられていない
やり残し取り残しがあるからってのもあるのだろうけど。　

探し物は未来じゃなくて過去にある。
そんな歌を10代のときにきいていた気がするけど
今になってようやく意味がわかる。

それを発掘しにいくかいかないかは人それぞれの
タイミングなのだろうけど、
私はやっぱりまずいまの自分を孤独にさせず
大切に満たしてあげたいのよね。

なんか、それさえ思い出せればいいかなってね。