FOREST LIVING. 森のリビング。
我が家から自転車で15分ほどの、いすみの森の中に「FOREST LIVING」という名のグランピング施設ができた。
鬱蒼とした雑木林だったその場所が見違えるように気持ち良い空間に生まれ変わっていった。今日はそのオープニングセレモニー。行ってみると見知った顔がたくさんいた。
ここを企画して作り上げたOpen Aの馬場正尊さんとSPEAKの吉里裕也さんとは、15年程前に東京の東側にある問屋街を舞台にした「セントラル・イースト・トーキョー:CET」というイベントでお世話になったころからのご縁で、その後も「リノベーションスクール」等々、ことあるごとにお世話になっている。
実は僕が外房に引っ越して来たきっかけのひとつは、その当時馬場さんと吉里さんが展開していた「東京R不動産の郊外版=東京R不動産リラックス」や、馬場さんが一宮町に自邸を建てたことにも少なくない影響を受けてるのだけれども、この話は長くなるのでまた別の機会に。
今回はそんなご縁もあって「FOREST LIVING」のロゴマークを作らせてもらった。
「FOREST LIVING」の「F」と「L」を抽象化したシェイプ、グランピングテントのシルエット、森の緑の三要素をミックスして仕上げた。Webやスマートフォンでのシームレスな拡大縮小時の視認性も考慮して、わかりやすいシンプルなシェイプとボールドな書体を使っている。
僕自身けっこう気に入ってる。
「FOREST LIVING」に隣接するウッドデッキが広がる平屋の住宅は「MUJIの家」の新商品「陽の家」のモデルハウス第一号なのだ。
室内の床とウッドデッキがフラットに繋がって、大きなリビングが外に拡張している。これは気持ち良い。
良品計画の社長さんがスピーチの中で「実は私、いすみ市の出身なんですよ。長者町のあたりなんです。」と仰っていて驚いた。
この「陽の家」については建築とグラフィックに関わる面白いこぼれ話があるのだけど、ここには書けないので、気になる人は僕に直接聞きにきて下さい。
鬱蒼としてた森がとっても気持ち良い風が抜ける場所になった。
グランピングのテントが張られている大きめのデッキとその近くにハンモックを吊したりBBQなどができる小さめのデッキがあって、それがワンセットになってる。
雑木林を切り開いたのは「いすみ薪ネットワーク」の皆さんで、その材でここのウッドデッキを作ってる。今日のイベントに出展している「Chana Leaf」も「Broom香房」も「Travel Coffee」も、施設を運営する「Visit ICHINOMIYA」や「マミーウェイ」も全部地元の素敵な人たち。いろいろ地産地消。いい。
意外とこの辺りは宿泊施設が少ないので、東京から友達呼んでここに泊まるのも面白そう。ここを起点にして海も里山も食も、いろんな外房のコンテンツを体験したら面白いんじゃないかな。みんな遊びに来てね。
で、本日一番の感動は、何でも作ってしまう迎さんが、昨日即興でペイントしたという、このパレット。めっちゃいい。流石っす!
FOREST LIVING
https://www.forestliving.jp