歯列矯正をはじめたきっかけ | 裏側矯正日記
若い時のネガは、視野の狭さ、経験不足ゆえだったりもするので周りも大目に見てくれますが、ごぼみはアラサーです。
自己肯定感が異常に低いと、他人の厚意を素直に受け入れられず、無駄に人間関係をギクシャクさせたり、良い人に気を遣わせてしまうこともあります。後で冷静になってみて後悔して、、ていうのが未だにあります。
いい大人なのに、とちょっと恥ずかしくなります。
肯定できない要因の一つに学歴コンプがありまして、18〜23歳くらいまではこれにだいぶ翻弄されて生きていました。
でも、これは仕事を頑張り、会社で認められることで9割型なくなり、生活の支障がない程度には薄まりました。
(まったくなくなる、ということは今後もないとおもいます)
ですが、自分の容姿をいつまで経っても認められない、というのは中々努力でなくなるものではありませんでした。
だって、ブスなんだもん。
ま、こんなもんか、て出来たらいいのですが、冷静に鏡を見て、それは許容しがたいレベルで美しくないのです。
許容していないことを忘れている期間もあります。でも、友達が撮ってくれた写真に写る自分は紛れもなくブスですし、会社帰りの電車の窓に写る自分はまぁブスです。(ほうれい線くっきり)なので、何かに夢中になって忘れ、何かをきっかけに思い出して取り憑かれて、を繰り返していました。
周りの人の本当の評価は分かりません。
でも周りがおっけーならおっけーになるのではなく、痩せても、表情筋を鍛えても、メイクをがんばっても、自分がその骨格を認められないのです。
そんなこんなで、ごぼみ31歳。
お恥ずかしながら、未だにカメラから逃げ惑っています。
(20代の時は、30過ぎたらこの癖はなくなると思っていた。。)
この自分の容姿を許容できないことは恐らくこれから先も変わらないから、他の部分の努力でちょっとずつ自分自身を許容できるようになっていったらいいなぁ、なんて考えていたところ、指原莉乃さんの歯列矯正前後の変化についてまとめた記事を読んで、衝撃を受けました。
最近指原さん、とても綺麗になられましたよね。
でも何が違うのかは特定できなかったのですが、その記事内の写真を見てすぐに分かりました。
圧倒的に口元がうつくしい。
でも歯並びだけではなく、なんていうか立体的に美しくなっていたのです。
それが、歯列矯正について調べるきっかけになりました。
調べて以下のことに気付いて、更に衝撃を受けました。↓
・歯列矯正とは歯並びを改善するためだけのものであって、顔の輪郭に影響するということを知らなかった
・口ゴボというワードを知らなかった
・自分が口ゴボだということを知らなかった ←
ほうれい線が濃いので、それをなくす方法については調べたことがあるのですが、その原因は口元が突出しているからで、それが自分が許容出来ないポイントだということをちゃんと認識したのはこの時がはじめてでした。
美容院で仕上がりを確認するために横から鏡を向けられた時にしぬほどブスでびっくりしたり、上から鏡を当てるとすごい猿感あるなぁと思ったり、たまに紛れている不意打ち斜め45°ショットのブスさに引いたりした(けど辛すぎるので忘却していた)記憶が次々と蘇ってきました。
気付いてしまったので、もう多少デメリットあっても9割型やる気持ちでいたのですが、調べてみて迷ったり不安に思ったりした点は以下です。
歯並びに関して
わたしは歯並びは良くないけど悪くもない方なのです。
噛み合わせや骨格に問題があるわけでもないのに、高いお金をかけて矯正することへの抵抗感は若干ありました・・
でも、コンプレックスを抱えて生きることに比べたら、これはすごいちっさい問題。
表か裏か
この時すでに31です。ワイヤー矯正終わるのは早くても33です。
わたしは歯並びではなく、口ゴボをなんとかしたかったんです。でも表側矯正にしたら器具分で更にもっこりするとの情報があったので、将来に期待するではなく早めに結果が欲しく、迷わず裏側でした。
あとは、歯並びがすごい悪かったわけではないので、急に矯正器具付けたらなんで?てなって説明がめんどくさい気がしました。なので、こっそりやりたかったというのもあります。(でも今では会社の人ほぼ皆知っている状態です。隠す方がめんどくさいことに気づく。)
家族の理解
矯正を始めたら、食べ物の選択が狭まり、咀嚼にも時間がかかり、抜歯・調整後は痛くて食べれない時もある、という話があり、夫にはしばらく迷惑をかけるだろうと思ったので、相談をしました。
でも、矯正に対するイメージがまったく分からず、偏見がないとも言い切れなかったので、ちょっと怖くて契約ギリギリまで言えませんでした。(多分、自分自身が矯正に対して偏見があったからだとおもう)
でも、話したところ、理解を示してくれたので、安心して踏み切ることが出来ました。
仕事への影響
これが一番気になりました。
まず食に関してですが、クライアントとの会食の際はもちろんお客さんを一番に考えたメニューになりますので、私の歯の事情など配慮できるはずがありません。もし食べられないものが出てきたとして、食べなかったら食べなかったで、気を遣わせてしまう。矯正していることを言ったら言ったで気を遣わせてしまう。
そもそもそれをさらっと言えるまでの関係性に至っていない可能性もある。
その場をどう乗り切ろうか、などを考えていました。
次に、滑舌です。これが一番不安でした!
Youtubeを見ていると、舌側矯正をしている最中の喋りづらさを伝えるべく早口言葉に挑戦している動画が上がっていたりしますよね。自分は裏にしようと思っていて、表より一層喋りづらいという話も聞いていたので、ひたすら「裏側 / 矯正 / 付けたて / 滑舌 / 動画」などで検索して 、実際どれくらい喋り辛くなるのか(それは社会人として信用に足るレベルなのか、、)をめちゃくちゃ調べていました。
すごい個人差がある気はしたのですが、器具付けたての方の動画を見て、
あ、、始めましての方にこの滑舌は、不安にさせてしまうかもしれない、
滑舌悪い人だなぁ、くらい思われるだけならよいが、大事なプレゼンでこの滑舌では全然説得力がないのでは・・
この人は付けたてでも全然違和感なく喋れているけど表だからかな?・・など。
2、3日滑舌悪いだけなら打ち合わせの日程を調整したりで対応できるかもしれないけど、その滑舌の悪い期間がどれくらい続くのかも分からなかったので、有給使ったり日程の調整だけで上手いこと乗り切れるのか、確信が持てず・・
結局調べても調べても不安が払拭されることはなかったので、社会人になって矯正している方はたくさんいるので大丈夫でしょう、と最後はかなり雑な感じで大丈夫にもっていきました。
こんなかんじで、ずっと歯列矯正がしたくてしたくてたまらなかった、というわけではなく、自分が長年気になっていたことが、歯列矯正で解消されるかもしれないことに気付けたのがきっかけでした。
自分はけっこうケチな方だと思っているのですが、コンプレックスがなくなるかもしれないことへの投資だと考えると、時間もお金もかけられるし、ものすごい行動力を発揮することにも気付きました。
(整形というワードには敏感でも、歯列矯正だから、すぐに踏み切れたのは大いにあると思います。とはいえ、求めている結果は一緒なのですが)
とにかくたくさん調べて、歯列矯正の流れ・予算感を掴み、口ゴボだと気付いた翌週にはカウンセリングに回りました。
次回はクリニック選びについてです〜