器具装着編(上の歯) | 裏側矯正日記
抜歯して1週間後、ついに装置を付けます。
抜歯痕との付き合いにも慣れてない状態で、とても心配でした。
ざっくり以下が工程です。↓
・歯のクリーニング
・ブラケットを付ける
・下の歯との噛み合わせを確認(ブラケットがぶつからないか)
・ワイヤーを通す
・3番目と5番目の歯にパワーチェーンをつける
大体45分くらいで装着が完了しました。
意外だったのは、ブラケット装着・ワイヤー通すまで歯科衛生士さんがやられるのですね。
パワーチェーンのところで始めてお医者さんが出てきました。
で、パワーチェーンに関しては、ダブルチェックをするようで別の先生にも診てもらいました。
パワーチェンは3段階のうち一番圧が弱いもので、段々圧を強めていくようです。
パワーチェーンとは、こんなやつ↓
付けてすぐはあまり痛くなくてちょっと違和感があるだけなんですが、30分後くらい経つと段々と痛みを感じ始めました。
装置を付けると靭帯が圧迫されるのですが、圧迫されしばらくすると炎症が起きて、それが痛みの原因になるようです。装置を付けたことによる直接的な痛みではないので、ちょっと時間差があるようです。
念の為有給を使いましたが、仕事によっては出来たとは思います。
ただ、食事や電話対応に困ったと思うので、そういう意味では休んでよかったな、と思います。
器具装着状態での食事
今までは抜歯痕に食べ物が入ってしまうのがMAXのストレスでしたが、そのストレス順位は一気に下がりました。
とにかく食べづらい!歯の表面にちょこっと金属載っているだけなのに、味を感じにくくなる。
前歯で噛めない。器具の中に食べものが入るのが気になって、食事に集中できない。
今はちょっと慣れたのでそんなことないですが、初回の食事では食べたもん全部器具の間に入ってんじゃね?くらいの感覚でした。普通に考えればそんなわけないんですが、それくらいの口の中の意味わかんなさ。
え、わたしじゃなくて、器具が物食ってんのかな、みたいな。
生活における食の優先度が高い人は、これはものすごいストレスなんじゃないかな、と思います。
こうなることは分かっていたとはいえ、ちょっとこれを2年て、大丈夫なのかな、て不安になりました。
食べ辛いもの・食べやすいものについても今度まとめてみようかと思います!(裏側目線で)
滑舌について
当たり前ですが、喋りづらいです。サ行タ行が言い辛いです。
特定のワードの言いづらさもありますが、お→はの移動が痛いとかもありますし、
口内事情によって言いづらいワードが変化していったりもします。
装着して3日間の周りの反応はというと、
・(事情を知っている人には)ちょっと喋ると、クスっとされる
・仕事の真面目な話をしていると、通りがかりの(知らない)先輩にギョッとされるこんな感じです。
・(矯正経験のある人に)もしかして、矯正はじめました?と聞かれる
・(知らない、様子見な人に)怪訝な顔をされる
こんな感じです。
この最初の3日は会社の名誉のために(知らない方との)電話を含めた接客対応などは(避けられるのであれば)しないほうが良いのでは、というレベルでした。きっと、不安にさせる。
私は職業柄、お客さんと喋る機会が少ない方だと思うので、たまの打ち合わせ(週2回くらい)を調整するくらいで、あとは社内のコミュニケーションだけ完結してしまうので、滑舌超絶悪い期間のお客さん対応を避けることが可能でしたが、お話することが仕事の方はけっこうしんどいのではないかと思います。
なにがつらいかって
・エンドワイヤーが舌に刺さる
・なんか全然呂律回ってないけど大丈夫なのかな、顔をされる
・正直、もうちょっとちゃんと喋ろうと思えば喋れるけど、ちゃんと喋ろうとすると痛いところに当たる
・食事中はそれはもう必死なので、何か聞かれてもお答え致しかねる。談笑できず。
抜歯痕のストレスは
忘れてました。
抜歯痕による食べづらさと、器具を付けたことによる食べづらさなんぞ比にならないです。
抜歯痕気にしてたら何も食べれないです。
抜歯痕のつらみは、器具装着のつらみに完全に上書きされ忘れていました。
そして、痛みが相対的なものだということを身をもって知ったのです。
でも、相対的なら、痛みを記憶している限りどんどん耐性が出来て強くなるということなので、これからくるであろう痛みにもきっと耐えられるんだろうな、みたいな変な自信もつきました。
出来れば避けたいものを避けられない状況の中で「想定外の学びがあるなぁ!」なんてポジティブに変換していないとやってられないくらいにネクーラ的には辛いです。うふふ。
本当に良い結果になるのか保証がない状態でしんどいことが多く、いつも通りの生活ができないストレスからちょっとネガティブな要素が多めになってしまいましたが、、
これからは良い報告ができるといいな、と思います・・!
次回からは、月1の調整について書いていこうと思います〜