キホウボウはエビを食べるらしい。



キホウボウとは

この魚、なんだかわかりますか?

なかなかの見た目をしていますね。この魚を初めて見て、
これが何なのか理解できたらなかなかだと思いますが。
(だがその知名度の無さが愛らしい)

15cmくらいあるこの魚の名はキホウボウといいます。深海魚です。
ホウボウという名は聞いたことはあるかもしれませんが、
キホウボウはあまり聞いたことないですよね。

深海魚といえば、私達人間からは遠く離れた場所に生息している生き物です。彼らがどんなものを食べて、
どうやって暮らしているか気になりますよね。

そんな私が、この魚をみて初めて思ったことは何でしょう。
それは、胃の中を見てみよう!です。
そんな頭のおかしい私に捕まってしまったキホウボウさんの生態をゆる~く見ていきましょう。

胃の中には…

上の画像は、キホウボウの胃の中に入っていたものです。
何かわかりますか?
これは、頭が溶けてしまっているので、
正確な種類はわからないのですが、エビです。

オキアミ系ですかね。深海魚のキホウボウは、エビを食べているみたいです。深海は、原則200mより深い場所からは、太陽光がほとんど届かず、植物プランクトンが光合成をすることができません。そんな極限の深海でも、エビを見つけて食べているのです。
人間も深海魚も食べるものはあまり変わりませんね(笑)

お腹の中がどうなっているのか

次の画像はお腹の中です。実は届いてからある程度冷蔵庫の中でお休みしていただいたので、色が褪せてしまっています。

少しお腹が黒いのがわかりますか?
のどぐろののどが黒いのと、同じ理論で、深海で発行生物を食べると透けちゃうんですよね。なんせ外が暗いので。だからお腹を黒く進化させたんです。すごいですよね。

正面からです。この2つの吻がこの魚の一番の特徴かもしれません。
本当に不思議です。なかなかこんな魚見たことないですよね。

敵目線で考えてみると、この魚を丸ごと食べたら、この吻がのどに絶対刺さりそうなので、食べようとは思いませんよね。
ダーウィンの進化論に基づいて考えてみると、偶然こんな長い吻をもったキホウボウが生まれたということです。そしてそのキホウボウが生き残ったから、今のキホウボウがあるということですね。本当に生き物の進化とは不思議なものです。

その他の種類

最後に、キホウボウオールスターズです。
はい、わかります。一番気になるのは一番左のキホウボウですよね。
このキホウボウはおそらくヒゲキホウボウだと思われます。吻が短いですよね。正三角形に近い形をしています。とても愛らしいですね(?)

右のキホウボウは吻が欠損してしまいました。ごめん。ちゃんと研究に使ったから許してね。



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