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ヘルメット ~サイン入りレコードA to Z (Donuts版) 第9回 HELMET

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。

2017年12月5日から2020年3月31日まで『ドーナツマガジン』というレコード専門ウェブサイトに掲載された『サイン入りレコードA to Z』という連載コラムを加筆修正して再掲したものです。


レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
今回は、現代のラウドミュージックシーンに多大な影響を与えたバンドです。

第9回 HELMET

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HELMET
『MEANTIME』 LP

Page Hamilton
2011年9月13日 @渋谷Club Quattro

1992年
HELMETの存在を知ったのは、ラジオから流れてきた"Ironhead"でした。ザクッとしたリフとタイトなリズム。激しさの裏に見え隠れする知的なサウンドに、一発で打ちのめされました。
スラッシュメタル、パンク、ハードコア、オルタネイティヴ、ミクスチャー、etc。『MEANTIME』は全てのラウドミュージックの中で、最も衝撃を受けた作品です。このアルバムに出会わなかったら、今とは全く違った音楽の聴き方をしていたでしょう。

翌年、HELMETの来日が実現。

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1993年2月3日 @クラブチッタ川崎
緊張感たっぷりの初来日公演はもちろん最高!
長髪を振り乱して動きまわるようなバンドのライブばかり観ていたので、淡々と爆音を搔き鳴らすクールな佇まいが新鮮でした。

その後、幾度か来日しましたが、タイミングが合わず観に行くことができませんでした。


2011年
1998年に解散したHELMETが、メンバーを一新して15年振りに来日するという情報をキャッチ。2004年に再結成していたことを知らなかったので驚きました。すぐさまチケットを入手。改めて過去の作品を聴き返し、その日を待ちました。

2011年9月13日 @渋谷クラブクアトロ
オリジナルメンバーがPage Hamiltonだけだったので不安でした。そう思っていたのは私だけではないでしょう。しかし、飛び出してきたのは、あのHELMETサウンド。フロアは大興奮です。

アンコールでは、まさかの"Just Another Victim"。こんな曲が聴けるとは!
ロックバンドとヒップホップグループの共演が話題になったサントラ盤『JUDGEMENT NIGHT』の収録曲です("Just Another Victim" は、HELMETとHOUSE OF PAINの共演曲)。
この曲、そして"Ironhead"、"In The Meantime"でステージダイブをぶっかましておきました♪

終演後、ニューアルバム『SEEING EYE DOG』のCD購入者を対象としたサイン会が。こんな機会を逃すわけにはいきません。CDを購入して参加しました。
ニューアルバムのジャケットにはメンバー全員に。
そしてPage Hamiltonにはもう1枚。『MEANTIME』のLPを差し出すと、快くサインを入れてくれました。初来日の際に感じたクールな印象からはとても想像できないくらい、とびっきりの笑顔で。

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HELMET
『SEEING EYE DOG』 CD

Page Hamilton、Kyle Stevenson、Dave Case、Dan Beeman
2011年9月13日 @渋谷Club Quattro

(2018年2月13日公開記事を再編)

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