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全ては働きアリの法則と一緒
みなさんは働きアリの法則を知っているだろうか。
働きアリの法則(別名2:6:2の法則)とは、集団を「よく働く・普通に働く・働かない」に分類したときに、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割に分かれる性質があるという理論です。
組織にあてはまる理由や活用法を解説
この法則は不思議なもので、例えばよく働くアリのみの集団を形成しても、その中の2割のみがよく働き2割は働かないアリが出てきます。
人間社会も同じで、会社や学校などでもよく起こります。
優秀な人材を集めた大手企業の中でも、全員がよく働く訳では無いですし、誰でも入れるような会社でもよく働く人は現れます。
そしてこれは仕事面だけではありません。例えばクラスで目立たない、所謂陰キャという人々がいます。
この人達だけで集まると次は、友達のいる陰キャがその集団の中の陽キャとなり、またその中の陰キャを抽出しても何人か陽キャが出てきます。
それが顕著なのはネット掲示板のにちゃんねるなどです。インターネットで匿名でしか意見を書けない人達が集まっているのに、掲示板の住民を叩く人と叩かれる人がいる。
先日ニートがニートを叩いている様子を見て何となく働きアリの法則と似ているなと感じました。
推測するに、これはアリでも人間でも明確な能力の差があるから生まれる法則なのではないだろうか。
よく働くアリというのは大衆に比べて少し優秀なアリ、つまり平均値よりも少し上のアリということだ。
様々な集団からこのよく働くアリを抽出した際には、新たな平均値が生み出されそれを基準としてよく働くアリや働かないアリという定義が付けられる。
中程度の学力の人間がレベルの低い学校に入った結果成績優秀者になったり、中の上程度の学力の人間が頑張って東大などに入ったら成績が下の方になったのと一緒。
自分が別の集団に所属したことで劣っているとか優れているというレッテルを貼り直されることに、あまり過敏にならない方が精神衛生上良いのでは無いかと思う。