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貼れないカイロは謙虚すぎる

この寒い時期、薬局やスーパーにはホッカイロが並びますよね。

貼るタイプ、貼らないタイプ、足先用など……何種類かあり主に東北・北海道地方の人の命を救ってくれています。

しかしそんなホッカイロの中に、1人謙虚すぎるやつがいます。

そいつの名は「貼れないホッカイロ」。

貼らないではなく、貼れないホッカイロなのです。

最近は貼るタイプよりも貼らないタイプを携帯している人が多く、貼らないことが当たり前となっています。

そんな世の中において自身を貼るカイロと比較し、卑屈になっているかのような貼れないカイロ。

なぜそんなに謙遜するのか、昔から謎でした。

ポジティブに言い換えて「好きに持ち歩けるカイロ」「ポケットに入れるカイロ」などの名前にしても良いほどなのに、何度冬がきてもこの名前のままです。

ふと思いましたが貼れないカイロ、いかにも日本人っぽいですよね。

自身の身を削り働き、謙遜し、頑張りすぎて冷たくなる。

もしかしたら貼れないカイロ開発担当は、そんな人だったのかもしれませんね。

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