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外部講師として授業をした感想

こんばんは。実は筆者は小学校に外部講師として何度か出向いたことがあります。

とはいえ有名人とかではないので、体育館のステージでマイクを握り壇上で自分の人生について語るようなスタンスの講師ではなく、理科室で科学系や技術系の体験授業をするタイプの外部講師です。

外部講師として出向くとまず初めに職員玄関へ通されます。

教員では無いため職員玄関から学校に入るという行為自体が新鮮なのに、立て看板に外部講師○○様ようこそとか書かれててちょっと嬉しいです。

その後理科室に案内されあとは放置です。基本的に授業とか部屋の使い方はご自由にというのがほとんどです。

小学校事に理科室の特徴が違っていて少し面白いです。メダカや亀を飼っていたり、よく分からない水草を育てていたり、人体模型とか日時計とか色々置いてあるものが異なります。


授業で使う道具を机に並べたら、あとは授業時間までぼーっとしています。

朝の放送を聞いて小学校時代を思い出したり、メダカを眺めたり、普通にスマホをいじったり飴を食べたりとそんなもんです。

皆さんが小学校時代に見ていたすごそうな外部講師も多分こんなもんです。

授業時間になると2列整列で歩いてきた小学生が教室に入ってきます。

この入室の雰囲気も結構クラスによって違います。新任の先生のクラスは割とハイテンションで入ってくるし、ベテラン先生のクラスは一言も喋らずに入ってくる傾向にあります。洗礼されている。


授業自体はこちらのマニュアル通り。よっぽど話を聞かない生徒などがいない限りは担任も口を出してきませんし、なんなら担任が1番興味深そうに聞いてます。

筆者は科学実験系の教室とプログラミング教室をやった経験があるのですが、科学実験は割と誰でも楽しむのに対して、プログラミング教室はこの時点で割と向き不向きあるなと感じました。

エラーを吐いた時にわからないと助けを乞う子もいれば、黙々と入力し構文のミスがないか読み、すぐにプログラムを動かすような子もいます。

IT業界でやっていくには頭の中でプログラムの動きを予測すること、黙々と勉強して長いコードの中からおかしい一文を見つけることが苦じゃないかが結構重要になります。

だから後者の子供はIT系に向いているななどと、生徒の将来を考察するのも楽しいです。

そんなこんなで同じ授業を対象学年のクラス数やった後、場合によっては校長先生に挨拶をして普通に帰宅という感じです。


後日全員分の感謝の手紙みたいなのが届きます。小学校の頃外部講師宛に書かされますよね。

あれ、ちゃんと届いてるし読んでますよ。

その手紙にも十人十色の個性があって面白いです。

なんか楽しかったと書く大雑把な子もいれば、最後までびっしりお礼の言葉を述べているような真面目な子もいます。

社会に出ると皆この個性を隠すとか悲しいね。

とまあそんな感じで、小学校からお金を貰ったりしている訳では無いのですが普通に外部講師をやる側は結構面白いです。

ちなみに仕事の一環でやっているので、普通に所属している組織からは給料が出ます。やったね。

とまあざっくり外部講師をした感想でした。

みなさんも機会があれば外部講師役を名乗り出てみてください。


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