◆(続)人たらしの実◆
みなさんの周りで「この人の周りには、いつも人が集まっている」と感じる人いませんか? 僕はそんな人を「人たらしの実」を食べている人だなって思っています(笑)
ただ、「人たらしの実を食べている人だから」とか「あの人は社交的だから」とか「あの人はセンスがあるから」と決めつけるのは違うと思います。
コミュニケーション能力が高い人、人から信頼されたり、慕われている人は、もともともっているセンスや才能が突出しているのではなく、単純に人から好かれるような行動をとっているからだと思っています。僕も、もともとはそんなんじゃなかったです。意図的にそういう行動をとることで、同じ印象を与えられると思っています。
人が集まる人の特徴
人が集まる人は 「使う言葉がポジティブ」
コミュニケーション能力が高く「一緒にいると楽しい!」と思われる人は、例外なく使う言葉がポジティブです。
たとえば、自分と価値観が異なる人に対しても「あの方は変わっている、変な人だ」とは言わないです。むしろ「あの方は個性的で面白い」と言うと思います。どちらも「自分とは違う」という主張ですが、そこに込められているニュアンスが全く違いますよね。
仕事で結果が思うように出ていないときも、コミュニケーション能力が低い人は無意識的に「難しいなぁ・・・厳しいな・・・」と言いがちです。
一方で、「人たらしの実」を食べている人は「おもしろい」「歯ごたえがある」という表現を使います。
聞いていてどちらの方が気持ち良いか、一目瞭然ですね。
ネガティブな言葉を使う人に対しては「ネガティブな人だな」と判断しますし、ポジティブな言葉を使う人に対しては「ポジティブな人だな」と判断します。
自分が使う言葉によって、自分の第1印象が形成されています。そのため、周囲に対する自分の印象を一番手軽に変えたいならば、使う言葉を徹底してポジティブなものにした方が良いと思います。
人が集まる人は 「リアクションが魅力的」
コミュニケって、なんとなく「しゃべりが上手い、饒舌」という印象がありませんか? 真にコミュニケーション能力が高い人は、実は話す力以上に、恐ろしく聴く力に長けています。
ここでいう聴く力とは「相手が思わず話したくなるリアクション」を駆使しながら会話を続ける能力を指します。
雑談のときにネタ切れになるなんてことはなく、「えっ、それってなんでなんですか?」というごくシンプルな質問であっても、リアクションが上手ければそれだけで会話は盛り上がります。
ずばりリアクション力です。話に合わせて表情をくるくる変えたり、笑ったり、「へー!そうなんですね、、えっ!!(・o・)」といったように感情が伝わるあいづちを打ったりしながら聴くだけで会話が全く違ったものになります。
人が集まる人は 「いつも笑顔」
コミュニケーション能力が高いと感じる人は、話す内容もさることながら、いつ見ても笑顔です。表情がめちゃくちゃ良いんですよね。
僕は、意識してないんですけど、雑談しているときも笑顔で聴きますし、もちろん真顔のときももちろんありますが、たぶん90%笑顔です(笑)
笑顔の人にはいつも人が集まっています。なぜ表情がそれくらい重要なのかというと、私たち人間は、コミュニケーションをとるときに、視覚から得られる情報にかなり頼っているからです。
重要なのは、無表情ではなくて「笑顔である」ことなんです。仕事をする時に、あからさまに怒った顔をする人はいないでしょう。
しかし、作業に集中していたり、会議で聴き役になっていたりする時につい無表情になったりしてしまう人は少なくないと思います。
ですが、無表情は相手に対して「あなたの話に興味ありません」という拒絶のメッセージを発しています。実際、雑談するときに相手が無表情だと少し壁を感じがちですよね。
なので、「怒った顔でなければ笑顔でなくてもいい」と考えるのはもったいない。むしろ、意図的に笑顔を作っていく。これが、コミュニケーション能力を今すぐ高めるコツです。
シンプルに、コミュニケーション上手を真似る
コミュニケーション能力が高い人というと「社交的」「性格が明るい」と思いがちですが、そうではありません。彼らの特徴を1つずつ真似ていけば、それだけで「コミュニケーション能力が高い人」の仲間入りをすることができます。