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夏至の日の夕暮れ。
一年でいちばん昼の長い日。
梅雨の最中に「夏に至り」
暑さの本番はまだこれからだけれど
日は夏至を境に徐々に短くなってゆく。
何かを達成したい。
何処かに辿り着きたい。
何のために?
その先に何を望んでいるのか?
何かを諦めたくなくて
わたしは「そこ」を目指しているのか?
喉の奥、胸の底の方から溢れ出そうで
水よりも掴みどころのない煙のような何か…
夏至の光の量は一年でいちばん多いはずなのに
梅雨の雲に遮られて
気温と体感の最高点は遅れてやってくる。
煙のような何かも
遮る雲が晴れたら
触れることができるだろうか。
暑い暑い夏へと続くこの空の向こうで。