写真、カメラ、レンズのことなど
あるフォトグラファーとの出会いから
写真を撮り始めたのは2018年ごろだから、6年ぐらいか。学生の頃、CanonのF1というフィルムカメラを持って精力的に風景を撮っていたが、社会人になり、仕事上必要な写真をデジカメで撮るようになって以来、「写真」として意識して撮ることがなくなってしまった。
まちづくりという私の仕事柄、実は写真は結構重要だ。
たまたまあるイベントで撮影をお願いしたプロフォトグラファーで石川望さんという方がいる。その後、色々な話をするようになり、彼と相談して会社の若手向けに「写真ワークショップ」を開催したのが写真を再開するきっかけになった。
https://www.instagram.com/nozomui/?hl=ja
「写真は水平、垂直で撮るのが基本なんですよ。」
そんなことも知らずにこれまで大量に写真を撮ってきた。写真をレポートやパンフレットなどに使う際、どうにも収まりが悪いなと思う原因の多くはこの点にあった。
ぶっちゃけカメラは何でも良いんですよ、と彼は言う。確かに、これまで色々撮ってみて、機材はそれほど重要ではないなと思う。まあある程度の水準ではあってほしいけれども。
しかし人間、何かに嵌まり始めると、もっと良い物が欲しくなり、新製品が出ると気になって仕方がなくなるものだ。アマチュアの写真愛好家の中にも色んな人がいるし、主に撮影する被写体のジャンルも異なる。しかしちょっと分かれ道があるなと思うのは、機材を集めてしまう人とそうでない人だ。
どちら良い悪いではないが、前者になると金がかかってしょうがない。基本的に今、カメラのボディもレンズも値上がりの方向にあるし、写真を始めたいという人が気軽に買える初心者向けの商品がほぼなくなってしまった。これはちょっと悲しい事態である。
実際会社の若い子達に紹介できるちょうどいいカメラがないし、プロの中には「まず最新のスマフォを買って撮るのがいい」と言う人もいるぐらいだ。最新のスマフォも結構高い訳だが。。
私の機材 α7ⅢとGR
今私が使っているカメラは2台で、ソニーのミラーレス一眼レフカメラα7ⅢとリコーのコンパクトデジタルカメラGRⅢだ。GRは28㎜の固定の単焦点カメラなので、レンズの交換はできないが、ソニーαの方では、タムロンのズームレンズ3本(17-28mmF2.8,28-75mmf2.8,70-180mmf2.8)、ソニーの単焦点レンズ2本(sonyGM35mmf1.4,sonner55mmf1.8)の合計5本のみ。
始めた当初はレンズを日夜検索し、レビューを見てはあれこれ買おうと画策したものだが、1本1本と買って行ってこの5本が揃ったら、自分の撮りたい写真は全てこれで撮れることがはっきりしてしまたので、「レンズ沼」からは抜け出すことができた。正確に言うと嵌まっていないかも。
欲を言うとオールドレンズでちょっと試してみたいものがあるが、結局登場回数が圧倒的に少ないだろうことが想像できるので、結局買わないでいる。誰か持ってたら貸して欲しいなというぐらいだ。
カメラ関係は、レンズの他にも三脚やカメラバック、ストラップ、フィルターなど色々付属品などにも悩まさられるわけだが、大体毎週、毎月使うだろうか?と考えると、買わないで済むことが多い。あまり家にモノを増やしたくもないしね。
GRは90年代のフィルムカメラ時代から人気のブランドで、そのスタイルを変えずにデジタルに移行し、その後も新モデルを出し続けたカメラだが、昨年から販売されたGRⅢ、GRⅢxは人気が爆発して生産が追いつかず、現在注文も受け付けてない状況のようだ。中古市場では倍近くの値段で取引がされてしまっている。かくしてカメラは結構買いにくいものになってしまっている。
ストリートスナップ、時々ポートレート
私の場合、まちづくりという仕事柄主な被写体は「街」である。街と人々、ストリートスナップと言ってもいいでしょう。そしてたまに知り合いのポートレート。ポートレートはよく知った人を撮ることが多いが、ごくたまに偶然知り合った人を撮ることもある。
ネイチャー系の写真も撮ってみたいところだが、大体絶景がある所まで行く時間とコストがなかなか捻出できず、ほぼ出来ないままでいる。なので近所写真と出張時のついで写真が圧倒的に多い。しかし、東京近郊に住んでいると、古い街、新しい街とも多様性の宝庫なので、日帰り写真散歩もよくやっている。中央線沿線商店街の旅とか、都電荒川線沿線の旅とか。
カメラとレンズの事なども追々書いてみたい。