逃げ狸

脱サラ 30代前半ベトナムの南部の地方都市移住。 バナナ生い茂る南国で堕落中。

逃げ狸

脱サラ 30代前半ベトナムの南部の地方都市移住。 バナナ生い茂る南国で堕落中。

最近の記事

犬を食べてみた ベトナムの犬食文化について

※注意 この記事はベトナムの犬食文化について書いてます。露骨な画像等は掲載していませんが、苦手な方はお気をつけください。 ベトナムには犬食文化がある。 誤解を避けるために、最初に断っておきたいのは、ベトナムの全ての人々が犬を食べるわけではないということだ。 日本と同じように、犬は多くの家庭で愛玩動物として大切にされているし、特に若い世代の中では「犬を食べるなんて考えられない」という人が多い。理由はシンプルで、「かわいそうだから」と。それは至極まっとうな意見だろう。 実際、ベ

    • ベトナムのローカルカフェがゆるくて最高な件

      かつてフランスの統治下にありコーヒーの生産量が世界2位のベトナムではカフェ文化が独特に発達している。 街中を見渡せばカフェ、カフェ、カフェ。 いくらでもある。僕の住む街ではコーヒーが1杯150円ほど。スムージーやノンアルカクテルは300円ほどで楽しめる。 フルーツ王国ベトナム、味も素晴らしい。 ベトナムのカフェの一番の利点は、電源やWi-Fiが使い放題で、持ち込みで食事もOK。 何時間いても追い出されない。さらに外ならタバコも吸える。150円あれば、朝から晩まで過ごせるわけ

      • ベトナム進出を目指す企業展示会に参加しての感想 結局、やったもの勝ちの海外進出

        ベトナムに沈没してから三ヶ月。 いつの間にか企業展示会なんぞに顔を出す羽目になった。 いや、そんなもんに行くつもりはなかったんだ、脱サラして逃げてきたんだから。 けれども世話になってる人からの誘いときたら、断れない。 仕方なく、近所の上裸の親父がやってる露店でスラックスとシャツを買って、靴はまぁスニーカーで良いやと。ベトナムじゃみんなサンダルか裸足だから、靴はいてるだけで立派なもんだ。 で、ベトナム進出を狙う日本企業がずらりと並んでる展示会に行ってきた。全体をざっと見回して

        • やる気を待ちながら生きる

          働きたくない。 多くの日本人が抱えている悩みはこれだろう。僕も同じだ。働きたくない、しかも美味いものは食いたい。これだけのことだ。 サラリーマンとしてすり減り、ついに無職となった今、働くということについて少し考えている。働かないと飯は食えない。 でも、無職生活というのも退屈で仕方がない。会社に馬車馬のように使われるのはもうごめんだが、何もしないのも辛い。 結局、僕たち労働者階級は、働かずには生きられないのかもしれない。それでも、働きたくないのだ。どうしたらいいのだろう。

          世間の期待を捨てストレス社会を突破する

          脱サラついでに日本からも逃げ出して、 今ベトナムで生きている。   高校、大学と出て、まあ普通に就職して、誰が見ても「模範的」な道を歩いていた。 親に言わせれば、なんのケチもつけようがない進路だったんだろう。   だけど、僕は引かれたレールからあっさりと脱線してしまった。  まあ、なるべくしてなったんだなと思う。 僕の親はしっかりした人で、僕をきちんと育ててくれた。その通りに僕も進学して就職したわけで、それに疑問を持つ理由なんて、その頃はまるでなかった。   で、サラリ

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          僕は美味しいものが食べたい

          ベトナムの飯が美味い。安くて美味い。 もうこれだけで最高だ。 ふと、今まで食ったものの中で、何が一番美味かったか考えてみた。色々食ってきたけど、とりあえず3つあげるとしよう。 まず、母が作った唐揚げ。これはもう、ヤバい。あれはどうやっても超えられない味。実家の飯が美味い。これ以上の幸せがあるだろうか? 次に、ベルギーで食べたワッフル。ベルギーには2種類のワッフルがある。   ひとつは、 リエージュ風ワッフル。 丸くて、外はカリカリ、中はモチモチ。日本で食べることができる

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          緊急手術録 inベトナム

          ベトナムに住み始めて2ヶ月目、僕は腹を壊していた。先日食べた貝にやられたらしい。で、病院へ行く。 思ったより丁寧な診察だった。血液検査にエコー、脱水の可能性があるってことで点滴まで打ってくれる。 診断結果は食中毒。まあ、そうだろう。 トイレに1時間に1回駆け込む生活が1週間。投薬の甲斐あって、ようやく腹が治る。ホッとしたのも束の間 今度は尻が痛い。 ああ、食中毒で酷使したせいか、と最初は思ってたんだが、日に日に痛みが増していく。ついには痛みで動けなくなった。 嫁に「病院へ連

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          ベトナム、路上飯のススメ

          ベトナム料理の真髄は、間違いなく路上の屋台にある。 観光ガイドに載ってるような小奇麗な店じゃない。 埃まみれの道端で、半裸のおっさんが切り盛りしてるような、そんな場所こそが真のベトナム料理を味わえる場所なんだ。 僕が今住んでいるのは、ベトナム南部の地方都市。日本とは違って、こっちでは外食が当たり前だ。街中どこを歩いても、小さな食堂や屋台がそこかしこにあって、それが日常だ。だから毎食、ローカルフードを食べている。 低いカラフルなプラスチック椅子に腰掛けて、銀色の折りたたみテー

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          真面目な日本人とレイブパーティ

          僕は音楽が好きだ。 パンク、ロック、メタル、ヒップホップ、レゲエ、テクノ、民族音楽まで何でも好きだ。 レイブという音楽フェスがある。 レイブとは、簡単に言えば野外で行われるダンスパーティーだ。 なんとなく「パーティ・ピープル」なんて言葉が頭に浮かんで、日本人には馴染みのない海外のカルチャーだと思われがちだが、 実は日本でもオフシーズンのスキー場や山奥なんかで、ひっそりと開催されている。 僕が日本のレイブを気に入っている理由は、ざっくり二つ。 一つ目は、参加者の多様性だ

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          労働から逃げる ベトナム南部より

          僕は2ヶ月前に、高校、大学と順当に進学し、新卒として入社した会社を辞めた。 そして今はベトナム南部の人口16万そこそこの地方都市に住んでいる。 あの、スーツをびしっと着こなしたビジネスの世界から、一転して半裸のおっさんが道端で果物だのなんだのを売り散らかしている国にやってきたのだ。 正直、日本と比べるとベトナムの衛生状態は天と地ほど違う。道も家も店も、総じて汚い。街を歩けば、様々な種類の「悪臭コレクション」が鼻腔を刺激する。 だが、不思議とここは居心地がいい。 それは労働の

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