ep.26「真面目とは真剣勝負の意味だよ」~夏目漱石『虞美人草』
(2023.10.4公開のポッドキャストエピソードの文字起こしです。)
挨拶、テーマ発表
「真面目とは真剣勝負の意味だよ。」
皆さんお久しぶりです。ごんたんごのことば集めポッドキャストです。この間に携帯変えたので、音がちょっと良くなってればいいなと思います。なんかそのせいでタイプ C しか使えなくて、今まで使ってたマイクがさせなくて使えてないんですけど。
そんな感じですね。(どういう感じ)
今回はある偉人の言葉を紹介します。最初に言った通り「真面目とは、真剣勝負の意味だよ。遣っ付ける意味だよ。遣っ付けなくっちゃいられない意味だよ。」と続くんですが、これ聞いたことある人いるんですかね。あんまりいないかな?これは夏目漱石の、、なんだっけ、虞美人草?違うかな。私は本を読んで見つけたわけではなく、夏目漱石の言葉にこういうのがあるよというのだけを知って今喋ってるんですけど、どっかの小説の中の言葉です。めっちゃ好きなんですよ、この言葉。まあなんで好きかという話をこれからするんですけど。まあいったん…
(区切り)
はきはきしゃべりたい(?)
あんまり関係ないんですけど、やっぱり色んな人と関わって…ある程度関わるじゃないですか。生きてるときって(笑)。その時ってやっぱりどうしても「あの人のこういうところいいよなあ」と思って、「こういうこと、自分全然できてないな」と常々自分を反省するじゃないですか。というか、自分にできてないことをたくさん発見すると思うんですよね。これは一見するとすごいネガティブなことに聞こえるんですけど、そんなに落ち込まずとも、「自分にはこういうことできないなあ」とか「いや直さないといけないな」と思うこと、たくさんありますよね。
例えば私は、もぞもぞ喋るというのがすごいだめだなとおもってて。まあ根本的に自信がない、っていうのをたまに指摘されるんですけど(笑)。それを言われるたびにほんとにその通り…というか、でもちょっと嫌だなあ…ってのを思いますよねぇ。いやほんとに直したいと思うんですけど、なかなか難しいというか(笑)。
でも自信がないからもぞもぞ喋るとかなんか自信なさげにきこえるというのは、逆からアプローチして、はきはきしゃべってでかい声でしゃべることで自信を持てるということだと思うので。まあはきはき喋るようにすればいいんですけど(笑)。…まあだからそうしろって話…ですね。
まあだけど、いつもいつもはきはき元気に、明るく自信をもって生きる、みたいな必要も、まああるのかわかんないですけどね。…うーんまあそれでいいのかもしれない。わかんない。こういうところが多分だめですね、うじうじ考えるという(笑)。はい、まあそんな感じですね(笑)。そんなに思いつめてるわけじゃないです。
が、ちょっと今日は、はきはき、あんまり考え込まず喋ろうと思ってます。元気に喋ってます。はい。
デクレッシェンドするのもやめたい
あとデクレッシェンドするのをやめたい。最初話し始めてから…なんか話始めるときはまだちょっとだけ自信があるので、「あ、○○したいから今から、○○してー」の「○○してー…」のお願いするフェーズくらいになると急に自信がなくなって、あんまり周りが聞いてないような気もして、デクレッシェンドしていくという(笑)。まあそれもやめたいです。
がんばりましょう。
やっぱり声がでかいとかはきはき喋るとかってすごい大事だな、という話でした。
…っていうのは、全然関係ないんですけど。はい。
(なんだったん)
本編
言葉の紹介
ということで本題に戻りますね。夏目漱石の、「真面目」について語ったフレーズです。虞美人草で合ってました。虞美人草という小説の中で、多分主人公が言ったセリフの中の言葉です。…読んでないのでわかんないんですけど(笑)
「真面目とは、真剣勝負の意味だよ。遣っ付ける意味だよ。遣っ付けなくっちゃいられない意味だよ。」というところですね。多分この後にもいろいろ続くので、よければ調べてみてください。
うん。
これ…真面目という言葉にどういうイメージを持つか、人によってだとは思うんですけど。あるあるだと思うんですけど、真面目ってよく言われてきた人たちって、ちょっと嫌になると思うんですよ。真面目、という言葉があんまり好きじゃない。…あるあるじゃないですかね?まあ、小学校の時とか、「真面目だね~」って言われるのってちょっとマイナスな意味が含まれるというか。「つまんないね、真面目で」っていうのを感じてしまうってよくあると思うんですよ。まあ私がちょっとそうだったっていうことなんですけど。真面目はあんまり、ちょっと静かな感じで、勉強だけしててつまんないみたいな感じのイメージだったんですけど、それを覆す言葉だと思ってます。この「真剣勝負」とか「遣っ付ける」って動的じゃないですか。 エネルギーがある。
あ、ちなみにこのやっつけるっていう、漱石の言葉を調べたら多分出てくるのが漢字なんですよね。なんて言えばいいかな、やっつけるの「や」と「つ」が漢字です。(「遣っ付ける」。)いつもひらがなを見る機会が多いので、なるほどなーと。ちょっとイメージが変わったりしましたので、良かったら見てみてください。まあ明治期の人なのでそれが普通だったのかもしれないんですけど、確かに元ってこういう意味だよなっていう感じですね。
で、この遣っ付ける、真剣勝負、エネルギーがあるんですよね。ちょっとこの…「やっつけちゃうぞ!」とか喧嘩に行くときの、がちでやるぞ!みたいな? そういうのを想像するとちょっと不真面目な感じでもあるじゃないですか。でもそれってすごい真面目だよね、というギャップがある。伝わりますかね。
真面目ってそういう性(さが)
で、ここでたぶん大事なのが、真面目な人ってそういう性(さが)なんですよね。性質なんですよ。だからなんか物事に対して真面目に向き合いなさい、とかいうことよりは、この言葉は。そうじゃなくて、真面目な人ってこういう性(さが)なんだよって言ってると思うんです。本当に多分ちっちゃいことでも、自分がやらないといけないこと、やりたいというよりもやらないといけないこととかちっちゃいことでも、やっつけないといられないっていう性、なんですよね。それを好きでやっているかは置いておいて、そうしなさいと言っているわけでもなく、そうしなくちゃいられない。そういう真面目な人たちに対して、肯定してくれるし 逆に奮闘…?応援する…なんて言うんですかね。鼓舞する。そういう言葉に感じます。
それこそ、真面目ってなんか、、「真面目な人たちって楽しいのかな?」とか「つまんなくないのかな、生きてて?」(笑) とか思っている人たちに対しても、いや真面目って実はこういうエネルギーがあって、真剣勝負の人のことだから、すごいなんか…楽しい?楽しいかはわかんないですけど、そのイメージを変えてくれるし、肯定してくれるし。
真面目と名乗るんだったらもう真剣勝負でやれよっていう感じでもあると思います。
それにしても、遣っ付けなくっちゃいられない。いやー、めっちゃいいですよね。たしかに。たしかにというか、真面目っていいなあ、って感じですよね。皆さんはどうでしょうか
エンディング
夏目漱石の真面目とは、ということを語っている台詞について考えてきました。どうだったでしょうか。私は、まあやっぱり真面目に生きていきたいなと思いました(笑)。真面目に生きていくってすごいかっこいいなって思ったし、
まあ自分、真剣勝負でいつもやってるかと言われたら全然そうじゃないので。そういう感じで生きていけたらいいなと思いました。
うーんすごい難しいですよね。まあ目に見えなくてもいいんですよ。真剣勝負って、それにちゃんと自分が向き合っていれば。それが大事なんですよね、多分。
うん、まあそんな感じですねー。じゃあみなさん頑張ってください…?ちょっとわかんない(笑)色々頑張りましょう。
ということで、また録音しますので、おまちくださーい。聴いてくださりありがとうございました。ごんたんごのことば集めポッドキャストでした。
ばいばい。
編集後記
・今回は短めでした。(これでエピソードは12分です。)
・普通に1記事に1エピソードが見やすいかな?大きさにもよる。
・この言葉、改めてめっちゃ好き。
[ごんたんごのことば集めポッドキャスト]
日常生活や本の中で見つけた言葉を紹介します🐻
小説の台詞、好きすぎる歌詞、昔教わった言葉…。
なんでもない言葉から連想がとまらない、話好きな大学生です。
倫理学を勉強してます。