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背中押したい兵士トム・クルーズ熱演!日本原作【オール・ユー・ニード・イズ・キル】キャストの信念貫く多様作も

車椅子の映画・海外ドラマレビュアーNorikoです。

今回は、海外ドラマ『SUITS/スーツ』や、映画『ボーン・アイデンティティー』『マッド・マックス怒りのデス・ロード』の製作陣が手掛け、『バリーシール/アメリカをはめた男』でタッグを組んだダグ・リーマン×トム・クルーズの『オール・ユー・ニード・イズ・キル』をご紹介します。

本作には、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』『ウエストワールド』で知られる俳優が出演しています。

本作の見どころを、本作キャスト出演で、本作同様に信念貫く人物の多様な作品、本作の気になる関連情報とあわせて、お伝えしていきます。


1.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』


謎の怪物による世界侵略され、タイムループ現象が起きる中で兵士との壮絶な戦いを描く

原作は桜坂洋著書のライトノベル「All You Need Is Kill」


血を見ただけで失神してしまうような姿に、最初は背中を押してあげたくなるが、話が進むにつれ鍛え上げられ頼もしくなっていく兵士ケイジ

タフな役どころが多いトム・クルーズが、タイムループ現象に戸惑うケイジをコミカルに熱演していて興味深い

想像を超えた世界の、ダイナミックバトルに圧倒され、タイムループ現象が繰り返される兵士の、葛藤する姿に胸を打たれる

タイムループ現象の大きな謎が明かされ、侵略阻止に立ち向かう展開に惹き込まれる

・激しく揺れるセットでの撮影

広大な海岸のセットでの撮影

タイムループ経験があり、熱い信念で戦い続ける兵士リタを、エミリー・ブラントがクールに演じて、同性から見ても惚れ惚れする

エミリー・ブラントは、ランニングや懸垂で体を鍛えた

・スタントコーディネーターは『ソルト』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のスタントチーム

重さが32キロあるスーツで激しい動きをする為、スピーディーな着脱やアクションを研究した

他のキャストは、撮影の1か月前からスーツを着てトレーニングをした

・脚本は、『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞を受賞、『ワルキューレ』『アウトロー』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、話題の最新作『トップガン マーヴェリック』『ミッション:インポッシブル7』と、9度トム・クルーズとタッグを組み、トムが信頼を寄せるクリストファー・マッカリー

・トム・ハーディ『バンド・オブ・ブラザーズ』『カポネ』の実生活で妻、シャーロット・ライリーが勇ましい兵士役で出演している

・トム・クルーズとノア・テイラーは、映画『バニラスカイ』で共演した



キャスト

トム・クルーズ『レインマン』『ラストサムライ』

エミリー・ブラント『ボーダーライン』『メリー・ポピンズ リターンズ』

ビル・パクストン『タイタニック』『エージェント・オブ・シールド』

ブレンダン・グリーソン『ミスター・メルセデス』『ザ・コミー・ルール』

ノア・テイラー『シャイン』『ゲーム・オブ・スローンズ』

フランツ・ドラメー『レジェンド・オブ・トゥモロー』『See 〜暗闇の世界〜』

シャーロット・ライリー『白鯨との闘い』『ピーキー・ブラインダーズ』

トニー・ウェイ『ゲーム・オブ・スローンズ』『Giri / Haji』

キック・ガリー『スピード・レーサー』『CSI:科学捜査班』

ジョナス・アームストロング『ロビン・フッド』『ライン・オブ・デューティ』

ドラゴミール・ムルジッチ『イージーマネー』『クロッシング・ライン~ヨーロッパ特別捜査チーム~』

羽田昌義『ラストサムライ』『ウエストワールド』



2.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』キャストの、信念持つ人物の多様な作品


『7月4日に生まれて』

活動家ロン・コーヴィックの同名小説の映画化で、ベトナム戦争で負傷し脊髄を損傷、車椅子生活を送るようになり、反戦を訴えたロン・コーヴィックの半生を描いた心に響く作品

本作は、1度製作中止になったものの、オリバー・ストーンは『プラトーン』の成功で発言権を持ち、製作を再開出来た

ロン・コーヴィックが負傷後の、片足の重さが2キロ以上ある装具装着の訓練シーン(筆者の私は、本作に登場の装具と似た装具を着け、訓練をしていた)や、車椅子用に改装された自宅のトイレなど、忠実な再現に見入ってしまう

トム・クルーズはロン・コーヴィックを演じるにあたって、実際に何週間も車椅子生活を送り、撮影に挑んだ

トム・クルーズは、ロン・コーヴィックを演じる前から帰還兵の苦しみを理解していて、ロン・コーヴィックと車椅子で行動を共にしてからは、物事の見方が変わったと語る。トム・クルーズ自身、難読症を克服した経緯がある

オリバー・ストーン『プラトーン』『アレキサンダー』が脚本/製作/監督/出演、アカデミー賞監督賞と編集賞を受賞、トム・クルーズは同賞にノミネートされた

キャストは、キーラ・セジウィック『クローザー』『スウィート17モンスター』、ウィレム・デフォー『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『永遠の門 ゴッホの見た未来』


『ワルキューレ』

第二次世界大戦で右腕と左手の薬指と小指、左目を失った、ナチスのクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐をリーダーとして決行された、ヒトラー暗殺計画を描いた歴史サスペンス

負傷してもシュタウフェンベルク大佐をリーダーと尊敬し接する同志たちとの関係に胸を打たれ、反発に遭いながらも、変革したいと信念を貫き行動を起こす姿が心に響いた

シュタウフェンベルク大佐が処刑され、記念碑があるベントラーブロックで撮影を行ったが、ドイツの史実をハリウッド映画でどう扱うのかと、ドイツ政府側に警戒され、中々撮影許可が下りなかった。だが、トム・クルーズが先頭に立って、役人たちと話し合いの場を設け、撮影の問題を解決出来た

製作/監督は、『X-MEN』『ザ・ギフテッド』のブライアン・シンガー

『ユージュアル・サスペクツ』でタッグを組んだクリストファー・マッカリーとは、一緒に育った

キャストは、ケネス・ブラナー『TENETテネット』『ナイル殺人事件』

ビル・ナイ『ラブ・アクチュアリー』『名探偵ピカチュウ』

トム・ウィルキンソン『バットマン・ビギンズ』『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』

カリス・ファン・ハウテン『ゲーム・オブ・スローンズ』『栄光のランナー 1936ベルリン』

テレンス・スタンプ『ウォール街』『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』

エディー・イザード『グッド・ワイフ』『ハンニバル』

トム・ホラランダー『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ナイト・マネジャー』

ケヴィン・マクナリー『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『サバイバー: 宿命の大統領』

トーマス・クレッチマン『フラッシュフォワード』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』


『クワイエット・プレイス』

エミリー・ブラントの実生活で夫のジョン・クラシンスキー『恋するベーカリー』『ジャック・ライアン』が脚本/製作総指揮/監督/出演の、荒廃した世界で生きる家族切なく胸打つホラー映画『クワイエット・プレイス』

コロナ禍で支え合うかのような雰囲気の、耳が不自由な娘や家族を守り愛情注ぐ、頼もしい母親を自然体で演じ、全米映画俳優組合を受賞したエミリー・ブラント

エミリー・ブラントの娘を感情豊かに演じたミリセント・シモンズは、実際に耳が不自由。撮影現場では、ミリセント・シモンズの前に立った手話通訳者から、指示をして貰った。ミリセント・シモンズは、小さい頃から健常者の子と比べられるのが嫌で、その思いを役に反映させたと振り返る

共演はノア・ジュープ『ナイト・マネジャー』『フォードvsフェラーリ』、製作マイケル・ベイ『ザ・ラストシップ』『6アンダーグラウンド』の本作は、アカデミー賞編集賞にノミネートされた


3.関連情報

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』続編状況&ダグ・リーマン最新作

ダグ・リーマン監督が『オール・ユー・ニード・イズ・キル』続編の、改稿済みの脚本を完成させていることが判明、「とっても期待できる」「出来が良い」とエミリー・ブラントが明かした

続編の製作が実現しますように


ダグ・リーマンは、3度目のタッグを組むトム・クルーズと、宇宙で撮影する映画『Untitled Tom Cruise/SpaceX Project』で話題を呼んでいる

ダグ・リーマンの監督でマッツ・ミケルセン出演新作は『カオス・ウォーキング』

キャスト

トム・ホランド『ウルフ・ホール -愛と陰謀のイングランド』『スパイダーマン:ホームカミング』

デイジー・リドリー『オリエント急行殺人事件』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

デヴィッド・オイェロウォ『グッド・ワイフ』『グローリー/明日への行進』

2021年3月5日全米公開予定


トム・クルーズ情報

『トップガン マーヴェリック』

監督は、ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』

キャストは、ヴァル・キルマー『ヒート』、ジェニファー・コネリー『スノーピアサー』、マイルズ・テラー『セッション』

音楽はハンス・ジマー『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『DUNE/デューン 砂の惑星』

2021年7月2日全米公開予定


『ミッション:インポッシブル7』

トム・クルーズが製作/出演、クリストファー・マッカリーが脚本/製作/監督、J・J・エイブラムス『キャッスルロック』『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』が製作の、ミッション:インポッシブル最新作『ミッション:インポッシブル7』

新キャストに

ヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ』『エージェント・オブ・シールド』

ポム・クレメンティエフ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『ウエストワールド』

シェー・ウィガム『トゥルー・ディテクティブ』『モダン・ラブ』

2021年11月19日全米公開予定


『クワイエット・プレイスPARTII』は、来年4月23日全米公開予定

新キャストにキリアン・マーフィー『インセプション』『ダンケルク』、ジャイモン・フンスー『アミスタッド』『キャプテン・マーベル』



羽田昌義出演新作『MINAMATA』

水俣病の惨状を世界へ発信した写真家、ユージン・スミスをジョニー・デップ『ファンタスティック・ビースト』が演じた映画『MINAMATA』

ビル・ナイ『ワルキューレ』、浅野忠信『ミッドウェイ』、加瀬亮『硫黄島からの手紙』、國村隼『ブラック・レイン』、美波共演

脚本/製作/監督は、アンドリュー・レヴィタス『アントラージュ★オレたちのハリウッド』

音楽は、坂本龍一『レヴェナント: 蘇えりし者』

2021年公開予定



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ご一読頂き、ありがとうございました。

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