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【ザゴール2編12:人生のゴールとは?】
このマガジンの過去の記事は上記に入れてます。
過去のマガジンで改善の理論学習と実践をしてきた紫耀(ショウ)も入社して15年になる中堅社員となりました。製造で現場管理を経験した後、IT推進課を経て再度製造部に戻ってきたようです。
そんな時、紫耀(ショウ)はある日工場長の哲也に呼ばれ、製造管理だけでなく事業管理についても携わってほしいと内示を受けます。そこで、参考に哲也は、問題解決とは何ぞやについてザゴール2を使って紫耀(ショウ)に解説していくことに。今回はエピローグ部分を解説します。
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🧒;おはようございます。
👨🦳;おはよう。今日で最終回だ。今回はエピローグを簡単に紹介する。今回問題解決の手法というよりは、企業とはどうあるべきか、人生のゴールとは何かということが書かれている。
🧒:お願いします。
◆3つの目標
👨🦳;3社の解決策が揃ってから半年後から話は始まる。結局、アイコスメティック社は270億円で、そしてダイナ印刷は168億円で売却することで合意されることとなったんだ。
🧒;すごい!でも、元々のユニコのグループではなくなってしまうのですね。
👨🦳:ああ、その通りだ。だが、アイコスメティック社の社長はアイコスメティック社だけでなくドラッグストア事業も任せてもらったり、かなり好待遇で受け入れられるそうだ。ダイナ印刷も同じような状況だ。
🧒:なるほど。2社については、うまく解決することができたのですね。残り1社のプレッシャースチームはどうなったのでしょうか?
👨🦳;そこなんだが、ゴローさんはプレッシャースチームは売却しないほうがよいという提案を土壇場でするんだ。
🧒:おお。どんな理由があるのでしょうか?
👨🦳;理由は3つ。一つ目は、元々はユニコの格付け改善のための資金調達だった3社の売却であった。そして、150億行けばいいだろうという状況。しかし、結果的に2社を売却しただけで438億円も得ることになった。つまり、格付け問題はクリアしている。
🧒:なるほど。確かに。
👨🦳;そして2つ目は、プレッシャースチームを解体がるのは競合他社であるが、彼らには現在のプレッシャースチームを買えるほどの金額は出せない。
🧒:そこは読めませんが、まあそうなのですね。そして3つ目はなんなのでしょう?
👨🦳;ユニコは大企業ではあるが、並みの会社だ。実際今業界NO1と誇れるものがないそうだ。ユニコがここから飛躍するためには、グループ内にモデルが必要だとゴローさんは言う。本業に関係ないダイナ印刷やアイコスメティック社ではだめで、プレッシャースチームも本社のユニコも機械とエレクトロニクスの会社だ。
🧒;なるほど、そこで本業に位置づけられるプレッシャースチームで、市場に合わせた事業開発を進めればユニコは飛躍できると。
👨🦳;その通り。プレッシャースチームはユニコの未来にとって必要な会社であるということが3つ目の理由だったんだ。
◆企業の目的(ザ・ゴール)
🧒:ユニコの未来。大きく出ましたね。
👨🦳;そうだな。ゴローさんは同じように社外取締役から「未来にユニコをどうすべきか確固たる戦略があるのか」と聞かれるんだ。
🧒:おお。。
👨🦳;そこで、ゴローさんはこんなことを明言する
企業の目標(ザゴール)の一つ目は、「現在」から「未来」に渡って「お金を儲けること」です。儲けることで投資した株主にも還元することができます。2つ目は、従業員の利益を守ることも不可欠で「従業員に安心で満足できる環境を与える」ということです。そして3つ目は、「現在」から「未来」に渡って、「市場を満足させること」。そして、この三つの目標を」対立させずに実現できれば企業は繁栄し続けて、明るい未来を持てるようになります!
とね。
🧒:かっこいいですねー。自信があるのですね。
👨🦳;三社で実績を出してきたし、企業のスケールは違ってもユニコでもできると考えていると言い切り」、企業は本来「株主」「従業員」「顧客」すべてのを同時に満足させなければならないと言い切るんだ。
🧒:おお、すごい。
👨🦳;ああ、そして、それを聞いて社外取締役たちはどうしたかというと・・・。なんと、ゴローさんがユニコのCEOに抜擢したんだ。
🧒:CEO!すごいですねー。ザゴールの工場長、多角事業部でリーダーとしても大きく成長し、遂にCEOに抜擢と。すばらしい。
👨🦳;そして、それが決まった数日後、ゴローさんは、恩師のジョナさんに電話してそのことを伝える。そしてこんな会話でこの物語が終わっていく。
ジョナ:思考プロセスは、あらゆる問題に応用できる。あらゆる人に役立つ手法だということはわかったか。
ゴロー;はい。ところで、以前ジョナさんは「君の人生のゴールは何だね?」と問いかけましたが、その答えがわかりました。私の人生のゴールは、意義のある人生を過ごすことです。
🧒;ちょっと唐突ですが、この本に書かれた思考プロセスの手法は、あらゆる人、問題に使えるということなのですね。そして、様々な問題解決を行って、充実した意義のある人生にしてほしいという願いを伝えてくれているのですね。なるほど、初心に帰ります。
👨🦳;ああ、その通りだ。そのことを念頭にこれからも頑張ってくれ。
🧒:はい!ありがとうござました。
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ザゴール2の内容解説はこれで終了です。これまでありがとうございました。本書を是非読んでいただきたいですが、思考プロセスを使った問題解決は充実した意義のある人生を送るための手段であり、仕事だけでなく人生のあらゆる場面で活用していけるものです。私自身どんどん実践していきたいと思います。
さて、次回総集編として本マガジンのまとめを投稿し本マガジンを終了したいと思います。
なお、下記noteにものづくりに携わる人であれば、必要であろう知識について、本マガジン同様に対話形式で解説しています。もしご興味あれば、覗いていただければ幸いです。
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