相関と因果と効果
こんにちは。アザラシです。
スポーツのことについて書いていましたが、途中で飽きたため別のことを書きます。
最近、研究に関するニュース記事を見ていてふと思ったことがあります。それは相関と因果と効果を混同している人が多いのではないかということです。
私自身この違いを理解したのは大学1年生のときだったので、大学に通ったことのない人は確かに知らないことなのかもしれません。ただ大卒の人ばかりいる職場で働いていても、誤った発言をしている人が多い印象です。
そこで今回はこれらの違いについて簡単に説明していこうと思います。厳密な内容ではないのですが、これかの言葉に違いがあることを知り、正しい理解をするきっかけになればと思います。
まず相関についてです。別の言葉で言い換えるのであれば、「関係」がしっくりきます。AとBに相関関係があるという状態は、AとBに関係があるということを指します。因果や効果と比べて、かなり抽象的です。例文は「雨の日は、傘をさしている人が多い」のようになります。
次に因果についてです。因果は文字通り「原因と結果」なので、AとBに因果関係があるいう状態は、A→B、B→A、A⇔Bのいずれかの状態になります。先ほどよりは具体的になりました。例文は「雨が降っているから、傘をさしている人が多い」になります。
相関と因果についてはよく混同されているのを見かけますが、実際は矢印があるものか、ないものなのかで判断ができます。
最後に効果についてです。影響という言葉も似ています。AはBに効果がある、つまりA→Bの状態を表します。因果とは違って、特定の方向の矢印のみを指す言葉だと考えています。またこれは私の中だけかもしれませんが、効果という言葉はより直接的なA→B、影響であるとA→C→Bのように媒介する事象Cがある、間接的なA→Bのイメージです。
ひとまず3つのイメージとしては掴んでいただけたでしょうか。次は相関、因果、効果をどうやって証明するのかを書いてみます。