息子よごめん
久しぶりにローカル線に乗る。
学生の時には30分ほど電車に乗り、その後バスに30分乗車し通学していた。
今日は息子が受験するため、1度は電車で行っておく方がいいと思い、ローカル線と路面電車を乗り継いで、受験校へ向かった。
平日ということもあり、通勤・通学中の静かな電車の中、テンション高く乗っているのは、私くらいだったかもしれない。
横に座っている息子も、精神統一状態。
息子よごめん、と謝りながら、車窓からの眺めを懐かしく思いながら満喫。
以前はなかった、新しい駅が2つほどあって、40分ほどで到着。
路面電車に乗り換える。
あー、でもやっぱり乗り物好き。
また幼い頃の自分を思い出す。
乗り物が好きだったから、通学も苦痛じゃなかったのだろうな。
無事に送り届けた後は、1人で途中の駅まで戻ることになっていた。
路面電車の車両には、私が若い頃から走っていたものと新しいものがあり、路線図も変化している。
時刻表なんかを眺めながら、次の路面電車を待つ。
低い車両が来るのを待っていた車いすの方が、先に乗り込んだ。
そして、倒れてしまった。
数人人はいたけれど、その時に助けようとしたのは、海外の方1人だけだった。
スマホを眺めていた私も、気づくのが遅れてしまったが手伝った。
そして、運転手さんも来て、なんとか座らせてあげることができた。
たまにしか乗らない路面電車で、こんなことが起こるとは。
私はそんな、めったに起こらない偶然によく出会う。
そして、いろいろな気づきを感じてきたのだ。
そんなことを考えながら、路面電車とローカル線で、私の母が待つ途中の駅まで戻った。
駐車場があって、その駅止まりの電車だったので、そこから車で母と一緒に、息子の受験校へ向かった。
息子を迎えに行き、中学校へ送らなければならなかった。
結局地方だと、断然、車での移動が楽。
時間にも縛られないし、それなりのプライベート空間だし。
スーパーやドラッグストア、ショッピングモールにだって、広い駐車場は必須。
でも、我が家の最寄りの駅には駐車場がない。
パークアンドライドっていうのをしたくてもできない。
だからこの辺りでは、免許を取得すれば、ほとんど電車で移動しなくなる。
でも今後は時々、電車で出かけたいと思った。
今日の最大のイベントの受験に関しては、さほど心配していない。
息子よごめん。
まぁ、こんな親だということは、息子もよく分かっているだろう。
息子の受験のおかげ、いゃ、電車で移動したことで、またいろいろ感じさせてもらった。
帰りの車の中で、緊張から解放された息子のおしゃべり。
息子の受験で感じたことも、もちろんあったので、また今度書きたいと思います。
息子よごめん。
君が頑張っているのに。
母は楽しんでしまいました。
息子よ、きっと君にも、楽しく明るい未来が待っている!
ほんと、楽しかったです。