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【心理学】アンカリング効果の使い方次第で評価を上げられる!?
みなさんはこんな悩みありませんか?
・商品価値をうまく伝えられない
・めっちゃお得なのに商品が購入されない
・もう値下げできないくらい値下げしてるのに売れない
この悩み、実は心理学の「アンカリング効果」を知ることで、解決の糸口を掴めるのです!
いや、心理学一つで解決するわけがない!
そう思う人もいるかもしれません。しかしそう思う人ほどこちらをご覧ください。
A商品:世界に1枚だけのTシャツ【10,000円】
B商品:希望販売価格20,000円のTシャツ、発売セール1週刊限定50%OFF【10,000円】
どちらの商品の方がお得に感じますか?
ほとんどの人が、B商品を選ぶのではないでしょうか!
このように、アンカリング効果を使うと、付加価値をつけて伝えられるようになるのです。
でもその心理学、難しいんじゃないの?って思いますよね。。。
安心してください!
このnoteを最後まで読むことで
・アンカリング効果とは
・具体的な使い方
・使う際の注意点
がまるわかりできますっ!それではどうぞ。
アンカリング効果とはどんな心理学?
アンカリング効果とは「合理的な根拠ではなく、主観や感情に価値観が左右されることによて、判断が歪められる心理学」のことです。
これだけ聞くと、ちょっと怖いイメージが湧いてしまいますよね。
しかし安心してください。簡単に言うと、対象物にクチコミや評価などの情報が付くことによって、受け取る価値が上がったり下がったりする心理学です。
なんとなくおわかりいただけましたか?
例えば、レストランを選ぶときに、食レポを見て判断しませんか?
これによって「お得だっ!!」となったり「これはやめておこう」となるのは、アンカリング効果が働いた証拠と言えます。
この場合、レストランの価値が食レポという付加価値によって、受け取る価値が高くなりました。
つまりアンカリング効果は、日常いたるところに利用されている心理学の1つなのです。
アンカリング効果の具体的な使い方
実はアンカリング効果がよく使われるシチュエーションがあるのです。使い方についてはそれを例にあげて説明します。
そのシチュエーションとは「ショッピングでの値引き」です!
きっと一度は目にしたことがある
「定価10,000円が、今なら35%OFFで7,500円!」
というような広告文章。
この文章は、アンカリング効果が働く仕組みになっているのです。
その理由は
①前半に定価10,000円である情報を与える(基準ができあがる)
②定価から値引きされた7,500円という情報が加わる(お得要素が加わる)
という構成になっているからです。
簡単に言うと、与えられた価値基準に対して、値引きというお得要素が加わることで得した感覚を得られたため、アンカリング効果があると言えるのです。
なんとなくおわかりいただけましたか?
つまり、もともとある価値に対して、お得要素を加える。
たったこれだけでアンカリング効果を意図的に生み出すことができるのです。
アンカリング効果を使う際に注意する点4つ
そんな簡単に使える心理学だからこそ、注意するべき点があります。
少なくともこのポイントさえ抑えておけば、心理学の効果としてしっかり使えるので覚えておいてください!
もし忘れてしまいそうというのであれば、このnoteに何度も戻ってきてみなしてください。
①二重価格表示に注意
まず注意したいのが二重価格表示についてです。
上記の使い方で説明した際は価格を2つ表示させてたよな?
と、思う方もいますよね。
正しく価格表示する場合については問題ありません。
問題がある場合は不当な価格設定や、元値に対して実態がない場合、表示してはいけないことになっているのです。
これは景品表示法で禁止されている行為にあたりますので、ご注意ください。
②情報量に注意
次に注意するべき内容は情報量についてです。
実はアンカリング効果は、情報量が少ないとあまり効果を発揮しないケースがあります。
例えば、古くからありそうな謎の掛け軸があったとしましょう。
出どころも当時の価値も不明だった場合、「これは家宝として大事にしていかなければならないっ!」と言われても実感がわきませんよね(笑)
このように、対象物の価値が情報としてないとアンカリング効果がはたらきづらいのです。
しかし、平安時代の武将が残した物という価値があれば、対象に価値基準が生まれてアンカリング効果も発揮しやすくなります。
③使いすぎに注意
そして使いすぎにも注意してください。
例えば、とある店舗に入った際、全ての商品が閉店セールで安くなっていたとしましょう。
その瞬間はお得感を得られますが、数ヶ月後に訪れた際、まだ閉店セールをやっているとお得感を感じませんよね。
このように、いつもどんなものにもアンカリング効果が使えるからといって、乱用していると大事な時に効果が薄れてしまう原因になるのです。
つまり、使い所を見極めて、ここぞというときにアンカリング効果を使うようにしましょう。
④逆効果に注意
最後にアンカリング効果は、マイナス面にもはたらいてしまうことを知っておきましょう。
例えばレストランのレビューです。
星5の評価で、コメントも申し分なく良かったとしましょう。
しかし実際に行ってみると、店内は薄暗く料理も冷めていた。こうなるとアンカリング効果で上がった期待値がドスーンッと下がってしまいますよね。
このように、アンカリングは合理的な根拠ではない方法で期待値を操作している心理学なので、上げすぎたために逆効果になってしまうケースもありますので、注意が必要です。
アンカリング効果を人間関係に使う場合
最後に誰でも使える『得する』アンカリング効果の使い方を伝授します。これを使えばあなたの信用はグンッと上がることでしょう。
その使い方とは、遅刻してしまったとき、予想到着時間を少し長めに伝える。です。
簡単ですよね!
では、なぜ信用がグンッと上がるか説明します。
ここでのアンカリング効果のポイントは、到着時間を遅く伝えることにあります。
まずは到着時間を遅く伝えることで、相手の基準は遅い時間に決まります。
しかし、あなたはそれよりも早く到着することができるので、相手の基準を上回り「遅れたけど、急いで来てくれた。」という評価になるのです!
いかがでしょうか?
アンカリング効果をうまく使うことで、名誉挽回できる方法でした。
(まぁ、遅刻しないことが一番の信用される行動ですけどね。。。)
まとめ
今回はアンカリング効果について解説しました。
一定の基準がある上でお得要素が追加されると、心理的にお得であるという感情になることがわかったと思います。
しかもこのアンカリング効果、使い方もいたってシンプルであり、4つの注意点を避ければ強力な効果を発揮することも学びました。
最後には、アンカリング効果を使ってあなたの信用をあげてしまう方法も紹介しましたので、ぜひ実践で使ってみてください!
また、これをきっかけに
もっと心理学について学びたい!
もっと他の心理学を知りたい!
という人はこちらをご覧ください。
各心理学についてまとめてあります。
まとめてある内容は、下記note記事のような読んですぐに使える心理学です。
そして本で読んでみたい!
という人については、いくつか心理学の本を紹介いたします。
こちらはぼくが実際に読んで、初心者でも読みやすいと感じた本です。
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それでは今回は終わりにいたします。ありがとうございました。